大阪府の閉塞感
橋下知事は、大阪府は閉塞感があるから改革しなくては、とおっしゃってます。
確かに橋下知事が大阪府に対し、大なたを振り、大改革をなさった就任当初はよかったと
思いますし、私達民衆には、報道で見るだけで直接的に感じることはないですが
大阪府が持っていた“閉塞感”というものが少し開放的になったのかと思います。
しかし、大阪維新の会を立ち上げて、議会の過半数を取る。とおっしゃっておられます。
これは、逆の意味で閉塞感を新たに産むのではないのでしょうか?と私は考えます。
大阪維新の会を立ち上げる際、変な新聞記事を私は目にしました。
会則に“代表は橋下徹とする”のような文言が書かれているそうですが、
これは橋下氏の強いリーダーシップの現れであり、よく考えると
私以外は代表になれませんよ。私の会なのですよ。という意味でしょうか?
こんな会の中で大いに議論ができるのでしょうか?
橋下知事は、維新の会に入らない選挙区に刺客をおくるようですが、
(福島区補選のように)自分にいうことを聞かない人は落としますよ。
ということです。
度々、新聞で、アメリカ海兵隊のことなどで“府民不在の府政”と言われていますが、
このまま維新の会が大阪市・大阪府で過半数を取ってしまうと
橋下氏の案に右へ習えの議会が構築されてしまうのではないでしょうか?
橋下氏一人の偏った考え方が議会が動いてしまうような事になると
議会の存在意義が失われ、逆に閉塞感でいっぱいになると思います。
府民の皆さんには、本質を見極めて頂きたいと思います。
お読み頂いた方にとっては橋下知事を酷評していると見えてしまうかもしれませんが、
大阪の行く末を案じる一人の府民としての意見です。
自由に意見するのが、民主主義国家の根元と思います。
橋下府政が圧政政治にならないことを期待します。
また、維新の会以外の会派に所属されている議員の皆様におかれましては、
結束され、橋下氏が打ち立てている政策以上の政策を打ち出して頂き、
大いに議会において議論して頂きたいと思います。