こんにちは。カシハラです。
まだまだ秋の気配は感じられませんが、少しづつ暑さもやわらいでいますね
先週末は、ずっと気になっていたシンガポール料理を難波に食べに行きました
お店の前にはマーライオンが
本場の味に近く、とても美味しかったです
さてさて、今日は、ピアノ検定のお話です。
シンガポールでピアノの話になれば、必ず出てくるのが
「ABRSM」
日本語では、「英国王立検定」といいます。
ヤマハやカワイのグレードのテストのようなもので、スケールや初見試奏、指定された曲を弾く演奏実技に加えて、オーラルのテストもあります。
試験官からコード進行、終止形、視唱、曲の分析などいろいろ質問されます。
友達やタクシーの運転手さんまでもが、私がピアノ講師をしていることが分かると、必ず「ABRSMの8級を持っているのか?」と聞いてきます。
ちなみに数字が増えるほどレベルが上がっていき、8級となると音大生レベルくらいのハイレベルで、最高級レベルとなります
日本ではほとんど馴染みがないABRSMですが、シンガポールや香港では、このイギリスのグレードがとても盛んです
グレードを取るためにピアノを習っているといっても過言でないくらいです
ホントにこのABRSM熱がすごいんです
1つの理由にABRSMの級を持っていると良い学校に入るのに有利になったりするからだそうです。
この検定が嫌でピアノを辞めてしまったというシンガポール人の友達も何人も知っています。
ピアノを習っている限りテストがいつもあるわけですから嫌になる気持ちも分かりますよね、、
逆にシンガポールで一番レベルの高い大学出身で、趣味でピアノを続け、ABRSMの8級を持っている友達もいました。
でもシンガポールでは、ピアノを習う=ABRSMを取ることなので、8級を取ったらあっさりピアノを辞めてしまう人も多いです、、、
残念ながら、、、、
日本では、ピアノを習っていると、成果を見せる場として発表会がありますね。
この日本ではごくごく当たり前の発表会が、中国でもシンガポールでもすごく良いと驚かれました
生徒さんがホールでみんなの前でピアノを弾くということが無いからでしょうね。
今、凛ミュージックでは、大人の生徒さんの発表会が10月に迫っているので、出られる方は一生懸命練習されています。
日本は、ピアノやヴァイオリン、フルート、声楽などなど大人になってもレッスンを続け、楽しんでいる方が多くていいなと思います
シンガポールでは、まだまだ大人になっても楽器を習って楽しむようなところまで音楽が浸透していないのが現状だと思います