傍若無人
我輩はヲロチである。
名前はまだない。
リングに上がると対戦相手が一人足りない。
ゼウスと勘十郎のはずが、勘十郎しかいないのだ。
なのに勘十郎は、我輩と政宗の二人相手に一人で十分と来た。
仕方がないので現実を体で理解させるために、じわじわと体力を奪っていると、ゼウスが遅れてやって来た。
どうやら土曜日だから夕方からだと勘違いしていた様子。
そのまま試合に混ざるは、好き勝手暴れるはで、危うくゼウスに飲まれそうになる。
馬鹿と天才は紙一重と言うが、ゼウスはこれらのどちらかだろう。
前者である率が高いがな。
試合後に気づいたのだが、政宗と組んだのに顎を忘れていた。
政宗よ。すまぬ。
名前はまだない。
リングに上がると対戦相手が一人足りない。
ゼウスと勘十郎のはずが、勘十郎しかいないのだ。
なのに勘十郎は、我輩と政宗の二人相手に一人で十分と来た。
仕方がないので現実を体で理解させるために、じわじわと体力を奪っていると、ゼウスが遅れてやって来た。
どうやら土曜日だから夕方からだと勘違いしていた様子。
そのまま試合に混ざるは、好き勝手暴れるはで、危うくゼウスに飲まれそうになる。
馬鹿と天才は紙一重と言うが、ゼウスはこれらのどちらかだろう。
前者である率が高いがな。
試合後に気づいたのだが、政宗と組んだのに顎を忘れていた。
政宗よ。すまぬ。