輪廻転生

我輩はヲロチである。

名前はまだない。

ビリー・戎・我輩対バファロー・くいしんぼう・勘十郎

主人タイガースマスク興行。

主人に召喚され生を享け、大阪プロレスで戦い始める。

我輩のデビュー戦の相手はビリーと蛸。

タイガースマスクに呼び出された我輩が、タイガースマスク自主興行でデビュー戦の相手ビリーと組みヲロチとしての役目を終えた。

ビリーと組んだことは一度も無かった我輩であるが、組んでみて改めて気付く存在感と頼もしさ。

戎は戦っても組んでも、戎は戎だった。そのぶれない姿勢は素晴らしい。

二人とも、また組んで一緒に戦いたいと思った。

しかし、それも今となってはあとのまつり。

身体の色を黄色と黒にしたのは、ビリーと戎への尊敬と感謝の気持ち。

この世に絶対はない。

巡り巡って、またいつかどこかで。

最後にタイガースマスク。

あなたがいたから今の我輩がある。

ありがとう。

有終完美

我輩はヲロチである。

名前はまだない。

空牙・我輩・秀吉・政宗対原田・タダスケ・HAYATA・三原

持てる力は全て出し切った。

終わりがあれば、はじまりがある。

旅立つ人に幸を、旅を終える人に安息を。

今まで我輩に関わった人、我輩に出会った人、全ての人にありがとう。

ありがとう大阪プロレス。

ありがとうJOKER。

一進一退

我輩はヲロチである。

名前はまだない。

空牙・我輩・蜘蛛男対主人タイガースマスク・ツバサ・ビリー

我々のナスキー最終戦。

相手は強者三人。

粋なはからいをしてくれるものだ。

一進一退の攻防の末に蜘蛛男がやられてしまったが、ほんの僅かの差。

蜘蛛男は本当に成長していると身を持って実感した。

そして、最後の最後まで主人は主人であった。

結局、目標であり好敵手である主人タイガースマスクを越えることは出来なかった。

また戦う日が訪れるまで自分自身を見つめ直し、鍛錬するとしよう。

明日の戦いの鐘が鳴るまでゆっくりじっくり待つとしよう。