地蔵院から約2キロ。
もう行くのやめて引き返したろかなと思うぐらいの急な坂道を登りきった所の安岡寺にやっと到着しました。
安岡寺は、第五十代桓武天皇の御兄君にあたる開成皇子がこの地を霊地であると感得され、一刀三礼して観音像を自ら刻まれ、宝亀六年二月十八日に建立された。
御本堂の中に入ると中央に御本尊の如意輪観世音菩薩様。右脇に明治の廃仏毀釈で男山八幡宮(現・石清水八幡宮)より移安された愛染明王、左脇には、弘法大師御作と伝えられる不動明王様がまつられています。その他、地蔵菩薩立像や、阿弥陀如来様もまつられていました。
御本堂の外側の納経所で摂津三十三観音霊場第二十五番の御朱印と近畿三十六不動尊霊場第十二番の御朱印をいただきました。
本堂東側(向かって右)へ行くと、大護摩壇のある広場があり、その奥に立像の弘紹不動明王様がまつられています。
弘紹とは、弘(ひろ)く功徳を人々に紹(しら)しめるという意味があり、弘法大師様が召喚されたという意味も含まれているそうです。
近畿三十六不動尊霊場第十二番の御朱印
急な坂道を登っただけある眺めです。
開山堂・叶観音堂の看板がありましたので石段を上がりました。
石段上がってすぐ叶観音堂がありましたが、もう一段上がったところに荒廃したお堂がありました。あれが開山堂でしたら…ちょっと悲しく思います。
安岡寺の次は摂津國八十八ヶ所第四十九番の霊山寺に向かいます。