南森町駅の9番出口を出て北へ少し歩いて行くと寶珠院が左側に見えてきました。
縁起
弘法大師は高野山に道場を開かれるに当たり、たびたび浪速の地を通行され、ある時、土地の古老から「江北野」に毎朝光り輝き紫雲たなびく処ありと聞かれ、これ秘密相応の地なり、と秘法を修され、浪速の繁栄と福徳を祈って天長二年(825年)『如意珠院』の草庵を建てられたのが当山の開基である。
その後、大和の国・室生寺の堅恵大徳が当院に入られ、寺号を『寶珠院』と改められた。
貞観年中(859~876)菅原道真公は、弘法大師の聖跡である当院を深く追慕され、また当寺の住職恵澄法印とは御学友の間柄であった。
大宰府に左遷の折にも、叔母上のおられた道明寺への道筋、当山に立ち寄られ念持仏であった十一面観世音菩薩尊像や写経他を納められた。
延長二年(924)当山の恵岳上人に菅公の霊告「大般若を転読して我が鬱を慰めよ、もし疑いあらば庭前の松樹にその証を残さん」とあり、上人が夢より醒めて樹間を見ると、小物に包んだ『渡唐天神』の尊像があった。
直ちに衆僧を引具して般若の妙典を読誦し、境内に菅公殿を建て、その尊像を安置した。
後小松天皇の御代、応永三年(1396)当山の霊験は天朝に達し、大和・摂津に二郡寺領の宣下があり、同時に『菅原山 天満寺』の勅号を賜った。
門は閉まってますが、事前に電話してましたので門の左から境内へお邪魔しました。
本堂の扁額は天満宮寺
御本尊は大日如来です。
商売繁盛・金運上昇の神様です。
見頃は過ぎていましたが、梅の花が少し咲いていました。
天満宮
天満宮の左に水掛不動尊
お不動さんの足元の石の苔が見事です。
境内の東側へ
延命地蔵尊
厄除地蔵尊
十一面観世音菩薩
こちらにも梅の花が咲いてました。
天神さんといえば梅の花ですね。
境内のあっちこちに鬼瓦が
置かれてました。
少し沖縄風の鬼瓦もあります。
狭い境内ですが、見どころ沢山なお寺ですね。
御朱印いただきました。
書置きですので日付が入っていませんでした。
自分で日付を書こうかと思いましたが、取り返しのつかない事になるような気がしますので、このままにしときます。
午後のお参りの予定は寶珠院だけお参りするつもりでしたが、折角、南森町に来たので梅の花を見に大阪天満宮ヘ向かいました。