井上京子
(ワールド女子プロレス ディアナ


11月17日にナスキーホール.梅田にて行われる

第五回松山勘十郎特別公演 「松山流女子祭典~巻之二~」。 
プロレス界において他に類をみない

男子レスラーによる女子プロレスの公演。
前回を上回る初出演の女優陣が大勢おります。

それを普段女子プロレスを見ないファンの皆様にも知ってもらおうと 
座長・松山勘十郎なりの観点で解説していきたいと思う。


遂に最後の15人目。

この人しかいません、井上京子選手。


拙者が最初にファンになった女子プロレスラーであり、
現在も衰え知らずの快進撃を続けるベテラン選手である。
前回書いた
アジャ・コング選手についての記事からもわかる通り
拙者が最初に見たのは全日本女子プロレス
後楽園ホール大会のアジャ・コング&井上京子
VS下田美馬&三田英津子のタッグマッチ。
アジャ選手と一番の違いはTV等の予備知識なしに
全く初めて知った女子プロレスラーであった。
毒霧に顔を緑に染めながら一斗缶を振り上げる衝撃的な写真であった。
元来、京子選手は客席を明るく盛り上げる名人でもありながら
ブル中野率いるヒール軍団獄門党の出身である。
ラフファイトが強烈な印象となったが、その後ネオレディース旗揚げに
伴い京子選手の魅力にどんどん魅了され、拙者にとっては
押しも押されぬスーパースターとなったのだ。
絶えず客席との一体感を大切にし、時折唸らせられるテクニック。
そして何といってもダイナミックこの上ないパワー。
コミカルも絶妙なテイストで散りばめつつ、見てるお客様は
勿論のこと自分自身も本当に楽しい。
それを全身で伝えてくれる人だ。
だからこそ、これだけ長い間多くの人達を魅了し続けているのだ。
●1991年9月11日(川崎市体育館)
アジャ・コング&バイソン木村VSブル中野&井上京子

アジャ・コングの獄門党離脱→ジャングルジャック結成に端を発し
京子選手は獄門党残留を選択。
激化する世代闘争の中、遂に敗者髪切りタッグデスマッチでの
決着を迎える。
20分を超える大熱戦の末、京子がアジャを分断している
間にブルがバイソンにダイビングギロチンで勝利している。
当時WWWA世界タッグ王者チームであったJJを破り
丸坊主にしてみせた。
●1993年8月25日(日本武道館)
井上京子VS神取忍

LLPWと全女の対抗戦の様相で
「必殺女仕事人異次元技闘対決」と銘打たれた。
全くタイプの異なる者同士のシングルマッチであったが
試合序盤からの歓声を聞いていても完全に京子選手の世界。
パワー、技の勢いではあの神取忍を圧倒していた。
が、関節技に徐々に苦戦を強いられ最後は脇固めにギブアップ
してしまう。
負けはしたものの、京子選手の強さと楽しさを知ってもらうには
是非とも見て頂きたい試合である。
●1999年8月22日(川崎市体育館)
井上京子VSライオネス飛鳥
Jd´吉本女子プロレスのビッグマッチにおいて
TWFとWWWA、両世界王座のダブルタイトルマッチが行われた。
真夏の川崎での壮絶な死闘は時間切れ引き分けに終わった。
毒霧にまみれ、背中に裂傷を負い、二階席から落とされ、
更にその上からフットスタンプを喰らっても負けなかった京子選手。
そんな京子選手の猛攻を耐え抜いた飛鳥。
間違いなく伝説に残る試合である。


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そんな拙者が憧れの井上京子選手と初めて戦ったのは
2009年2月12日。
ムーブオンアリーナがまだデルフィンアリーナだった頃かな?
その日のメインイベントで、しかもシングルマッチである。
この日は拙者にとって記念すべき日である。
「昔から大ファンなんです、サイン下さい!」と色紙を渡し
サインを書いてる間に攻撃したのは我ながらグッドアイディア
だったと思う。
しかしNEO時代のサインは持ってないので、
その点は勿体なかったかな。
ラリアット、パワーボムなどどの攻撃もダイナミックで
力強く、それらを我が身で受けている現実にダメージだけでなく
確実に積もる幸福感。
最後は必殺のナイアガラドライバーで3カウントを聞いた。
ちなみに試合後はその日の夜にあるNEO大阪大会の告知を強要され
初対決は幕を閉じた。
一番最近で言えば2011年2月27日の大阪プロレスIMPホール公演。
この日はタッグながら拙者と京子選手の久しぶりの対決。


幸いにも貴重な写真が残っているのである。
当時はまだディアナが発足されて間もない頃。
旗揚げ前にも関わらずユニーク軍団との
楽しい世界に完全に溶け込んでみせた。


前回の対戦以来久しぶりに喰らったナイアガラドライバー。
やはり伝家の宝刀である。

この後、ディアナの大阪大会にて拙者を含むユニーク軍団の
面々が提供試合をさせて頂いたり京子選手との接点は
細々続いていた。
しかし同じ舞台に立つ機会はそれ以来恵まれなかった。

機会がなければ、作れば良いのである。

これまで全日本女子プロレス→ネオレディース→
ECWジャパン(H選手に勝った事もあるのだ!)→NEO→
ディアナと歴史を刻んで来た京子選手。

1999年10月23日。
ネオレディースが新潟経営大学の学園祭にて試合を行った。
結局これがネレディースとしては唯一の新潟大会となった訳だが。
前日に博多スターレーンで堀田祐美子選手とのWWWA世界シングル選手権
を京子選手が戦ってる頃、初めて井上京子を生で見れる感動に拙者は
ワクワクが止まらなかった。
その日は裁恐軍の遠藤紗矢選手とNeoJapanCupの公式戦を戦い秒殺。
メインイベントのバトルロイヤルと合わせて十二分に堪能できた。

売店で買ったサイン色紙。

名前と日付を入れてもらった後、
将来プロレスラーを目指してる事を伝えると・・・
色紙には「練習がんばれ!!」というメッセージが。
当時中学3年生。
レスラーを目指す決意をして進路を決めた拙者にとって
嬉しかった事。
その後一緒に写真を撮る時に力強く肩を組んでくれた事。
今でも拙者の大切な思い出です。
中学を卒業する時に拙者が未来の自分に残したメッセージ。
「アジャ・コングとの対戦、
井上京子とのタッグ結成に向けてがんばれ!」


プロレスラーになるという夢は必ず叶えると信じ、
その後の目標を提示している。
夢は常に持ち続けよう。
そして叶えてみせようじゃないか!!!

・・・なあ、1999年15歳の時の拙者よ。
1つ目の夢は2012年11月18日に最高の形で叶いました。
2つ目の夢はいよいよこの2013年11月17日、
あと1カ月ちょいで叶います。





第五回松山勘十郎特別公演

「松山流女子祭典~巻之二~」

(まつやまりゅう じょしのさいてん まきのに)

11月17日(日)

ナスキーホール.梅田

17時客入れ、18時開演


【演目】

●第一幕
「心技体幻想麗尾」
(しんぎたい げんそうれいび)

6人タッグマッチ30分1本勝負
ダイナマイト関西(OZアカデミー) 
中森華子(ハートムーブ)
DASH・チサコ(センダイガールズプロレスリング)
VS

華名姫(歌舞伎ブラザーズ長女)

チェリー(ユニオンプロレス)

紫雷美央

●第二幕

「現世邂逅譚」

(げんせ かいこうたん)

タッグマッチ30分1本勝負

志田光(アイスリボン)

新田猫子(アイスリボン)

VS

救世忍者乱丸

Ray

●第三幕

「混沌狂力明」

(こんとん きょう りき めい)

3wayマッチ30分1本勝負

米山香織

VS

松本浩代(エスオべ―ション)

VS

松山みゆき(歌舞伎ブラザーズ次女)

●第四幕

「唯一無二男子園」

(ゆいいつむに だんしのその)

男子シングルマッチ20分1本勝負

瀬戸口直貴(大阪プロレス)

VS

タコヤキーダー(大阪プロレス)

●第五幕

「諸行無常波之音」

(しょぎょうむじょう なみのおと)

株式会社ZABUN提供試合30分1本勝負

GAMI(株式会社ZABUN代表取締役社長)

山縣優(株式会社ZABUN専属フリー)

大畠美咲(株式会社ZABUN人事部長)

VS

渋谷シュウ(プロレスリングWAVE)

勇気彩(OSAKA女子プロレス専属フリー)

フェアリー日本橋(OSAKA女子プロレス)

●大切

「見我夢之力」

(みよ わが ゆめのちから)

スペシャルタッグマッチ60分1本勝負

松山勘十郎(座長)

井上京子(ワールド女子プロレスディアナ)

VS

アジャ・コング(OZアカデミー)

Leon(JWP女子プロレス)


【御観劇料金】 

(当日は小学生以外1000円増し)

※全席指

一等席:6000円
二等席:5000円
三等席(大人):3000円
(中高生):2000円

(小学生):1000円

※チケットを当日に受付でお支払いの場合は当日料金になります。

※御予約時の座席指定は1000円増しです(お得意様は応相談)。


御注文は下記の
座長公演チケット予約専用アドレスへ!!

kanjyuro_kabuki@yahoo.co.jp
※このアドレスは座長公演のチケット予約専用アドレスです。