花岡の相談とは「彼女と付き合いたい。」
というものだった。
拙者は困ってしまった。
別に本人同士の問題だし、
拙者に相談するほどの事ではないのではないか。
それよりも、彼女が何故メヒコにいるのか、
どういう経緯で花岡と知り合ったかの方が
気になっていた。
そうこうしてるうちに、店員が注文を取りにきた。
極楽とんぼの加藤浩二だった。
何故、彼がこんな所で働いてるんだ!?
とりあえずコーヒーを注文した。
何をするでもなく、普通に注文を聞いただけで
帰っていった。
・・・気が付くと、拙者はもう店を出て、
暗い夜道を1人で歩いていた。
花岡の相談に対してどういう答えを出したか
自分でも覚えていない。
というか、もうどうでもよかったのだ。
すると、前から誰かが歩いてくるのが見えた。
近付くにすれ、だんだんと姿がハッキリしてきた。
長い黒髪に着物、異常なまでに白い顔。
犬神凶子様だった。
携帯を持ってたので写真を撮らせてもらおうかと
思ったが、急いでるようだったのでやめた。
そして拙者は何時の間にか道場に着いていた。
アイスを食べようと思って冷凍庫を
開いた。
すると冷凍庫の中から白煙が溢れだし、拙者の
全身が包まれた・・・。
と、そこで携帯のアラームが鳴り、
拙者は現実の世界に引き戻された。


起きてから考えると何とも不思議な夢だった。
まず、出演者。
なぜ、あのメンバーだったのだ?
考えて見た。

答えは簡単だった。
寝る前にエンタの神様とめちゃイケのビデオ
を見て、犬神サーカス団を聴きながら寝たのだ。

どうして花岡がキャスティングされたのかは、
いくら考えてもわからなかった。