現在、京都文化博物館では、「松尾大社展」をやっています。

京都文化博物館への行き方は色々ありますが、私は京阪三条駅から三条通りをずっと西へひたすら歩いて行きました。

昨日はゴールデンウィーク中の日曜日ということで、行きはまだ通りのお店が開いていない時間帯(10時半頃)でしたので

空いていましたが、帰りはとんでもなく人でいっぱいでした。

 

見えてきました、京都文化博物館が! 通称「ぶんぱく」です。

 

 

 

 

四条通りの東の端が「八坂神社」、そして西の端が「松尾大社」です。

正式名称は「まつのおたいしゃ」ですが、阪急電車の駅名や一般的には「まつおたいしゃ」と呼ばれています。

 

松尾大社は、701年に、当時、京都の権力者であった秦氏が創建に関わったと言われています。

平安遷都後は、賀茂社と共に「王城守護の神」と称されました。

ご祭神は大山咋神で、今は酒造業の神社として有名です。

 

 

 

今回の展覧会には、神社に残されている多くの古文書や御神像を見ることが出来ます。

6月23日までですので、ぜひ行ってみてください。

 

今回の「松尾大社展」は、私の一押しの小説「神様の御用人」とのコラボです。

 

 

また無料で、京都の歴史を見られる展示も別棟でされていますので、今の大河ドラマの時代を感じることも出来ます。

 

 

ちなみに、京都文化博物館は元々「日本銀行京都支店」で、重要文化財になっています。

元「金庫」だった場所は、今はカフェになっています。

 

 

ブラブラと更に西へ歩いていくと、また古風な建物が見えてきました。

 

 

これは「中京(なかぎょう)郵便局」です。

この辺りは、このような建物が多いので、歩いていても楽しいですよ。

 

三条通りから南へ1本下がった「六角通り」に、「頂法寺」通称「六角堂」があります。

 

 

 

こちらは、西国三十三所の18番になり、ご本尊は如意輪観音様です。

587年に聖徳太子が創建されたと言われています。

 

「六角堂」と呼ばれるのは、ご本堂が六角形をしているからです。

 

 

こちらのお寺は珍しく、華道家元の池坊さんが住職を務められ、生け花発祥の地と言われています。

 

境内には不動明王様も祀られています。

 

 

そして聖徳太子が祀られている太子堂

 

 

お地蔵様もたくさんいらっしゃいます。

 

 

そしてこちらで何と言っても有名なのが「へそ石」です。

 

 

平安遷都がされる時に、この六角堂のお堂が道筋にあたるので勅使が祈ると、お堂が自ら北へ動き、その跡に残った礎石が「へそ石」と呼ばれ、京都の中心に位置すると言われています。

 

小さ目のお寺ですが、歴史があります。

また交通の便もよいので、京都に行かれる際にはぜひお参りくださいね。