世間の皆さんこんばんは。




関西、中部、関東地方が梅雨入りとなりました。今日が中国・北陸やね。例年より二週間ぐらい遅い梅雨入りやが降れば降ったでむちゃくちゃな降り方するから堪らんね。鹿児島は被害も出とるようやが気をつけて下さい。


ニュース見てたら、神さまの話題が二つ目にとまりました。


一つは、鶴岡八幡宮の神社本庁から離脱。これは難しい話しでヤヤコイんやが、簡単に言えば、今の神社本庁執行部のやり方に対して『おかしいちゃうんか?』と反発したんやね。神社本庁は象徴として皇室ゆかりの方が『統理』として君臨してます。一方実務は、事務総長以下役員が仕切っとるんやがこの数年ガタガタ続きですわ。富岡八幡宮は統理をないがしろにした運営はアカンとして離脱したわけ。


https://news.yahoo.co.jp/articles/7963c9c7aedfb047e1d12b27fd09af4a4f8311c8








もう一つは祇園祭。


これ7月1日から一ヶ月間にわたって行われる長い祭りですわ。


吉符入から始まって前祭宵山(宵々山)、前祭山鉾巡行、神幸祭 神輿渡御、琵琶の奉納、後祭山鉾巡行、還幸祭、、、神事済奉告祭、疫神社夏越祭まで地元の方でも分からん(笑)ぐらい様々な行事がある。


こちらは発祥が九世紀云われるから古い。元々は祇園御霊会って仏教行事の一つやったんやが、明治時代の神仏分離令で八坂神社が切り離されて祇園祭となった。観光的色彩が強いが宗教行事。ここの宮司さんが祇園祭に高い観覧席を設けて『飲酒』を伴う祭りの観光化に苦言を呈したワケですわ。祇園祭はショーちゃう!神事であると。


https://www.asahi.com/sp/articles/ASS6N3RCGS6NPLZB00WM.html


https://www.sankei.com/article/20240620-RRV3H33ZKVMFHJ7G7ZT4XH4BX4/


こちらは和解して話しは上手くついたようですわ。最近の急激なインバウンド、オーバーツーリズムで様々な軋轢問題が表面化してきた。一昨日も浄土宗総本山知恩院に落書きされたとか、その前は靖國神社に放尿落書き等目に余る行為が散見される。


バブル期日本人観光客が世界中で品位のない行為で糾弾されたことがあったが大なり小なり無くなることはないやろね。


鶴岡八幡宮と祇園祭の話題で重なったのが大相撲。どちらも神事やね。


特に祇園祭の観覧席の問題は大相撲は『神事か興行(見せ物)』か?と被る。土俵祭に始まって神送りの儀式まで15日間の本場所は神事そのものやろ。祇園祭も然り、山鉾巡行だけではなく前後に様々な儀式がある。やが、大相撲取組となると弁当広げてビールや酒、アイスクリーム食べながらヤジや歓声で誰も相撲は神事なんて忘れて時を過ごす。大相撲も外国のお客さんがホンマ多い。果たしてどれだけ神事として大相撲を見とるか?としたら皆無やろね。祇園祭もそうやろ。ホンマの意味を知らんのやから、、


直接、祇園祭と相撲は結びつかんが京都は古来から朝廷と相撲の繋がりが深い。江戸時代から大正時代まで『京都相撲』ってのもあって一時期は『大坂相撲』を凌ぐ勢いもあった。改めて相撲の昔話を紐解くと、


 

【相撲の神さま】


第十一代垂仁天皇の御代に、大和国葛下郡當麻の村に當麻蹴速(たいまのけはや)という非常に力が強く、身長七尺、黒毛生へ、熊のような風体をした男がいました。「この世の中で俺より強い男はあるまい。もしもあるなら何時でも相手になってやる。その代り、命はないものと覚悟して来い。」と威張り散らしていましたが、実際に蹴速に勝つ自信のあるものは一人もいませんでしたので、ますます増長して鹿の角を裂いたり、曲った鐵を伸して人を驚かせたりなど乱暴をはたらくまでに至りました。


そのことを天皇が聞召されて、群臣をお召しになり、「何処かに蹴速を取押える剛の者はいないだろうか。」と仰せになりました。その時、群臣の一人が進み出て、「出雲の国に野見宿禰という当代随一の勇者がいます」と奏上いたしましたので、急使が出雲へ派遣せられました。宿禰は、天皇の御召に従い、すみやかに都へ馳せ上り、清涼殿の前庭で蹴速と力を角することになりました。元来、蹴速は、その名の通り蹴ることが一番得意で、長い脚で相手を蹴り倒し、瞬時にして勝敗を決するが常でした。


この時も、満身の力を右脚にこめ、ヤッと一声に素早く宿禰に対して蹴りを見せました。宿禰もこれに応じて蹴りを以って相対しましたが、やがて、双方四つに組み、しばらく勝負も混沌としていました。ところが、次の瞬間、蹴速は宿禰を高々と持ち上げたので、天皇をはじめ諸臣も、もはやこれまで片唾を呑んだ時、宿禰は、ここぞと満身の力で蹴速の脇腹目がけて一蹴り蹴ると、さすがの蹴速も哀れな声を立てて倒れました。更によろめくところを、今度は腰の骨を踏みくじいたので、蹴速は二度と起き上ることができなくなりました。


それをご覧になった天皇のお喜びは格別で、その武勇をお褒めになり、蹴速の領地をすべて宿禰に賜りました。それからというもの、菅公の先祖にあたる宿禰は出雲には帰らず、都に留まって代々朝廷にお仕へすることとなりました。かくして、この宿禰と蹴速の仕合が、わが国の国技「相撲」のはじめとして、また野見宿禰を相撲の祖神として崇敬する所以なのです。


引用 心游舎

大相撲の歴史は戦国時代から江戸時代に確立しとる感じがあるが、相撲そのものの歴史はやはり京都や西日本から伝わるやね。


伝統と文化、観光、興行、これを成り立たせるのはホンマにムズい。永遠のテーマやね。ただ時代に合せた変化、改革は試行錯誤しながらやらなアカンのは確かや。


つい先日、フォロワーさんが秋場所の団体観戦のチケットを問い合わせしてくれたんやがもうすでに団体枠が完売だったそうですわ、、秋場所でっせ。今は一般販売の比率は分からんがお茶屋さんやスポンサー、溜会、旅行会社がある程度占めるから皆さんご存知のようにあっとの間に売り切れる。


名古屋場所はそれに加え中日新聞との共催やから協会分は少ない。15日間完売・当日券もなし。東海・中部地方は昔のから個々の力士よりも大相撲そのもののファンが多いから割に安定した観客動員が見込めるんやね。


https://www.chunichi.co.jp/article/915390



https://bushoojapan.com/jphistory/johmon/2024/02/10/108325


鶴岡八幡宮も相撲とのゆかりが深い。古くは源頼朝の時代『武家相撲』として上覧相撲、奉納相撲が行われてきた。統理をないがしろにしての反発も、今の相撲協会に似とる。『天皇賜盃』を仰ぎながら実体はデタラメのオンパレード!


先日、貴闘力が貴乃花と栃木で相撲普及の施設開設の構想を発表したが本筋から外れなければどんどん頑張って欲しいと思いますわ。


https://news.yahoo.co.jp/articles/d640773a4eb6af0352ff523bba1c4801439674f6


今日は、ウラと朝乃若が誕生日とか、、32歳に29歳?二人共に今の大相撲で稀有な存在や。頑張ってや。八角も誕生日かな?こっちはどうでもエエが(笑)早よ辞めなはれ!!






あっ、二所ノ関に長野県出身の楽しみな若い力士がいるんやね。四股名は『麟虎』まだ17歳やて、、

東京は知事選挙、吉本新喜劇状態やね。都民ちゃうが気になるのは『明治神宮外苑再開発』。この一点。様々な思惑が交差して小池氏に自民党支援、レンホーちゃんは共産党が云々、連合はこっち、アレはあっちでこれはこっちなんて侃々諤々やっとる。保守や保守なんてのもあるね。一体保守って皆分かっとるんやろか?ワシは革新か保守か?言われれば保守やと断言するが、悠久の歴史と伝統文化を誇る日本を愛しとる。自衛隊の増強には賛成やがあくまでも専守防衛。戦争も海外有事での自衛隊派兵には反対、女性天皇は賛成、女系天皇には反対、夫婦別姓・同性婚には反対。外国人への選挙権は反対、外国人の日本国内での土地の取得も反対。憲法改正も今の時点では必要なし。そんな思考です。




保守とは戦前に回帰することでも昔に戻ることとも違うんですわ。旧き時代の伝統と文化誇りを守りながらその時代に即した変革を求めることやと思うとる。江戸から明治、大正、昭和と戦前と戦後、目まぐるしく変化してきた中で日本古来の『中庸』こそが保守違うかな。東京の皆さんには大局を見誤らないように懸命な判断をして欲しいと願うばかり。




今日、天皇皇后両陛下は英国チャールズ国王陛下を招きで公式訪問にご出発されました。ご日程が滞りなくご無事でのご帰国を祈念いたします。


ところで両陛下が乗られる専用機のコールサインてご存知かな?アメリカの大統領やと『エアフォース・ワン』。日本の場合政府専用機で搭乗者に関係なく『Japanese Air Force 001』なんやが、両陛下がご搭乗される時は世界の航空管制は『Emperor1』と呼ぶらしい。世界で唯一だそうですわ。



エンペラー機が通る場合は全て優先される。キングよりもプレジデントよりも上になるんやね。誇らしい限り。日本皇室は世界中から敬愛され羨望のまなざしが向けられる超一流。


一方、政治は三流以下、困ったもんやね。


皆さん明日もエエ日を🛐🛐🛐