独立した2010年に続いて、2011年も体調があまり良くない状態で始まりましたが、お陰さまで今年の10月には体調も完全に回復しました。
完全に健康が回復するまでに、本当に2年間かかってしまいましたが、体調を崩したおかげで、健康の大切さ、自分を支えてくれる人の大切さ、時間の大切さを学ぶことが出来ました。
私が体調を崩した原因は、勤務していた税理士のパワハラでしたが、独立するきっかけも与えて下さった人なので、いまでは感謝さえしています。
限界まで耐えることで、得るものもありますよね。
奈良県の吉野（天川村の近く）に日本最古の水の神を祭っている旧官幣大社の二十二社のひとつでもある丹生川上神社下社があります。
位が高い神社なのですが、住吉大社や春日大社とは違って、奈良県の山奥にある為に、参拝者もあまり来ていません。
でもあえて、無理に参拝者を増やそうとはせずに、人があまり来ない神社だからこそ、逆に出来ることもあると言われています。
私のようにパワースポットブームで来ただけで、神社や神道に全く興味がなかった人にも、社務所に立ち寄った人には、ひとりひとり優しく丁寧な話をして下さっています。
そして丹生川上神社下社の皆見宮司は、位が高い神社の宮司さんにも関わらず、平日は普段着でいらっしゃるので、見た目は全く宮司さんらしくない人ですが、話していると奥が深い人だとすぐにわかります。
そんな気さくな皆見宮司と2010年9月に出会って、何度も話しているうちに、お互いに自分たちの境遇に似ている点が多いことに気が付きました。
つい最近はメールで、丹生川上神社下社の皆見宮司から「真面目に嘘や偽りなく真っ直ぐに生きていれば後悔はないと思っています」という言葉を頂戴しました。
自分自身と私への言葉でした。
いろいろと考えさせられました・・・。
見栄を張らず、あるがままを受け入れて生きていくことは、時には大変なこともありますが、来年も自分が正しいと信じる生き方を貫いていきたいと思います。
皆様、来年もよろしくお願いいたします！
P.S.
写真は、丹生川上神社下社で頂戴した天香山の土で造られた神器「天平瓮（あめのひらつか）」です。
2011年12月29日に伊勢神宮内宮に参拝したときには、自分のことよりも皆見宮司のことが頭に浮かんだので、「守ってあげて下さい」とお願いしてしまいました。
昨年から神棚は祀っていますが、いまだに信仰心は・・・なので、不思議な気持ちになりましたね。