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故郷有田35

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先日起きた東日本大震災による被災地、それに被災者の方々には、一日も早い復興を願うばかりであるが、オレが生まれ育った町となる有田でも、1854年(安政元年)に、たくさんの犠牲者を出した安政地震津波や、1944年(昭和19年)東南海地震、1946年(昭和21年)南海地震と、過去の歴史に刻まれている訳や。

安政地震津波の襲来時、稲むら(稲束を積み重ねたもの。和歌山の方言では、すすきと言う。)に火を放ち、この火を目印に村人を誘導して多くの命を救った人物こそが、濱口梧陵(1820~1885年)である。
その後も百年後の津波に備えるためにと大堤防をも築いた訳や。この大工事に村人を雇用することによって、津波で荒廃した広村(現在の有田郡広川町)は、奇跡の復興を遂げたらしい。犠牲となった人々の霊をなぐさめ、かつ大防波堤を築いた濱口梧陵らの偉業とその徳をしのび、広村の有志の人々が50回忌を記念して旧暦の11月5日に、堤防へ土盛りを始めたことが、現在も行なわれている津波祭の始まりと言われている。

そんな有田で起きた震災による歴史を学べることが出来るのが、広川町にある『稲むらの火の館』となる訳や。



『稲むらの火の館』
有田郡広川町広671
0737ー64ー1760
開館時間10:00~17:00
入館料一般500円、高校生200円、小中学生100円



余談やが、小学校の教科書にも、”稲むらの火”として登場しているらしい。



故郷有田に、物凄い偉人が存在していた訳や。