伊勢の雄 西世古プロのコラム
伊勢の数少ないプロである、西世古プロが波伝説でいいコラムを書いていたのでご紹介します。
プロでさえ海の恐ろしさを知り、自分の力量を過信していない姿を書かれています。
今年はボクの目の前で水により一人亡くなられ、一人溺れて救急隊員の蘇生で九死に一生を得ました。
そして先日は一度海でお会いした方も亡くな
られました。
人間は空気がなければあっという間に死んでしまう弱い生き物であり、水は命の源と言う反面恐ろしい凶器となることが身にしみました。
関係ない話ですが、ぼくと西世古プロとの出会いをお話したいと思います。
ボクがサーフィンを始めた2年前、初めての板を買って一人で伊勢に行きました。
会社早引けの4時過ぎ到着で
服装はスーツで車もセダンのリーマン仕様。
とりあえず自慢の板を取り出しフィンをセットしようとした、その瞬間!
「な・・・・ない・・・・・
フィンが・・・・・」
そういえば、前日嬉しくってFCSをつけたり取ったりして遊んで部屋のアソコに置いた!という記憶が
走馬灯のように・・・・・
愕然とヒザを折る俺・・・ ORZ
取りに帰ると一日が終わる・・・
そうだ!プラヤに行こうっ!と思いついてからは駆け足でプラヤのドアを叩いたのです。
息の荒いどう見てもサラリーマンの俺にプロはディープに引いていた(p_-)
そりゃそうだ。そんなやつぁ~~~おらんっ!
「サイドフィンはあるけど、花柄の変なやつだよ・・・
センターフィンは売り物がないので貸してあげる。」
それまで数度、プラヤのレンタルボードをした事はありましたが、常連でもないド素人のボクに優しくしてくれたにには泣きそうになりました。
なんとか、フィンを調達した俺は、ウエットに素早く着替え夕暮れまじかの浜へ駆け出そうとした、
その時!
プロが目を点にして俺に小走りにちかずいて来た。
俺はなにか怒られるととっさに思った。
西世古プロはサっっと右手を上に挙げ、俺はビクッとした。
その異様な殺気に!
「ジッパー、前についてるよ・・・・・」(-_-;)ボソ
そう、ウエットを後ろ前に着ていた俺に、
プロは傷つけまいと小声でこっそり教えに来てくれたのだった・・・・
俺はここでもまたあまりの恥ずかしさに泣きそうになったが、30過ぎなのでガマンした。
その日はチョッピーで1本か2本ぐらい立てただけだったと記憶しています。
西世古プロはそんな優しいプロなのです。
しかし、ハードな波の日には一人ロングよりドアウトで波待ちし最大セットをザザ~~っと乗ってバシっと板のボトムをみんなに見せつけ、サッと帰るクールなプロでもあります。
俺のヒーローのご紹介でした。
俺より年下なんですけどね。(*_*)
