先週行われましたショパンコンクールインアジアに4年生のSくんが参加し、奨励賞を受賞しました。

おめでとう!!

 

今年の4月に今年のコンクール参加について話をし、彼はショパコンに出たい!とのことでしたが、難易度高い課題曲の上に全国大会までに仕上げなければいけない曲数も3曲と多く、また入賞レベルも高いコンクールなので、彼の他の習い事や練習時間などを考慮し、私はブルコンやバッハコンを進めました。

が、やはりショパコンに挑戦してみたいとのことで、基礎練やショパンの曲を練習開始しました。

予選は2曲、バロックから1曲、あとショパンのワルツを練習しました。

コンクールは普通に演奏できるだけではダメで、指のテクニック、タッチ、曲弱の付け方、抑揚の付け方、ペダリングと課題山ずみでしたが、一つ一つ丁寧に練習をがんばりました。

でも、なかなか入賞のレベルまで上げるのは難しかったですが、後は彼の本番力(彼は、結構本番強く、思ってもみないような演奏をすることがあるのです)を信じ、「とにかく自分を信じ、楽しく、曲の中に入り込んで演奏しておいで」と送り出しました。

 

お母様が本番の録音を送って下さり、聴きました。

すると、2曲とも速い曲なので少しのミスタッチはありましたが、とにかく良く音の粒がそろい、また速い中でも自然に強弱の変化、抑揚がつき、最後まで流れを止めることなく2曲とも弾ききっていました。そして、あんなに苦戦していた連符やトリルが綺麗に入っていたのにもびっくり!

本人曰く「ピアノが弾きやすく、気持ちよく演奏できた」とのことでした。(それが一番!!)

 

結果発表は翌日ネットにての発表で、お母様より「奨励賞でした」との連絡が入りました。

予選通過は金・銀・銅の3賞入賞のみで、奨励賞は通過ならずでしたが、入賞できただけでも本当に良かったです。

 

今回とても高いレベルのコンクールに挑戦したことで、練習の仕方やまた色々なテクニックが少しずつでも身につきました。

これを、また今後の練習や演奏に生かして欲しいと思います。