交際する相手でも、配偶者でも、そして近所の人、友達、職場の人などの中には、物事の道理が分からない、理屈が通じない、も言葉が通じないような人もいます。
ちゃんと説明しても分からない、勝手な理屈で返してくる、聞いている事の意味が分からない、そんな人といれば遅かれ早かれあなのた方がオカシクなってしまいます。

今回は、そんな人というか彼等が使う言葉を紹介してみます。
こんなことをよく言う、のであれば何か問題がある人と思っていいかもしれません。

こういった人たちは論点をズラして、あなたの質問にマトモに答えようとはしません。
捻じ曲げて解釈して、勝手な理屈を付け加え、ありもしない理論で返してきます。

ちゃんと答えたら「自分の負け」と思っているのかもしれませんが、それよりも、あなたが話している言葉を正しく理解し、それに答える頭の機能に問題があるのかもしれません。

相談でよく出て来る言葉を紹介しましょう。

1.あなたの質問に質問で返してくる

どうしてそんなことをするの?と言えば、なんでそんな事を聞くんだ?
約束を忘れたの?と聞けば、いつそんな約束をした?
昨日はどこにいたの?と聞けば、聞いてどうするんだ?
これはなんなの?と聞けば、見て分からないのか?

こんな言い返しです。
そこでついつい相手の質問に答えてしまうと、あなたが聞こうとした問題からどんどん話しがズレていきます。

例えばこんな感じになります。


どうしてそんな事をするの?
なんでそんな事を聞くんだ?
だってそれをしたら私が困るんだよ。
何に困るんだ? どうして困るのか言ってみろ。
本当はもっと別な理由があるんだろ?オレに言えない事か?何か隠しているだろ?
そんなことじゃないよ。
だったら言ってみろよ、お前はそうやってオレに隠しごとをしてオレを除け者にしているんだろ。
違います。
それなら言えるだろ、正直に言ってみろ、怪しい奴だ、お前なんか信用できない、そんな奴に答える義務なんかない。

どうです?
これをしていたら、自分は何を聞こうそていたか分からなくなりませんか?
短くしていますが、もっと長く続けることもできます。
堂々巡りの言い合い、どこかで必ず振り出しに戻るような言い方、屁理屈攻撃、はぐらかし、いろんな方法であなたの質問にマトモに答えようとはしません。


2.あなたの言葉や態度、全てを自分への敵意の現れと見る

朝、おはようございます、と元気よく挨拶したら、

その元気さを見せつけて自分を圧倒させようとしている思う人もいます。
ニコニコして話していたら、

自分への当てつけのように感じ、そこから怒り出す人もいます。

家での事例、夫婦や交際相手との会話では、

ゴメンそれちょっと取ってくれる、と言ったら、

オレに命令するのか、お前はそんなに偉いのか、と怒り出す。


テレビを見ていた夫に、明日の天気はどう雨降るかな?と聴いたら、

オレが雨を降らせているんじゃない、そんなことも分からないのか?と怒り出す。

それはそこに置くんじゃなくて、あっちだよ、と言ったら、

オレにいちいち指図するな、こんなものどこでもいいだろう、と怒り出す。

それ間違ってるよ、と言ったら、

オレにマウント取ってるつもりか、お前は何様なんだ、と怒り出す。

こんな感じです。
まるっきりアホな会話に聞こえますが実話です、実際にこんなことを言う人がいるんです。
こんな相手だったら頼み事なんかしたくないし、怖くできませんね。
しかし、しないとなると、オレを無視しているのか、とまたまた怒り出します。
結局は何をしても怒るだけです。


3. 2とは反対にあなたの言葉や態度から被害妄想を起こす

あなたが言った言葉に反応して妄想や妄言のようなことを言い出す人もいますし、自分が見た聞いたことから連想して言い出す人もいます。

事例としては次のようなものがありました。

もうすぐ誕生日だね、と言ったら、

それまでにオレが死ねばいいと思っているんだろ。

風邪ひいたんじゃない、医者に行っておいでよ、と言ったら、

他にガンでも見つかればいいと思ってるんだろ。

近所の●●さんが交通事故に遭って入院したってさ、と言ったら、

オレがそうなればいいと思ってるんだろ、その手には乗らないぞ。

二人でテレビを見ていたら火事のニュース映像が出て、それを見て、

オレが焼け死ねばいいと思っているんだろ。

風呂に入ろうとしたら、いつもよりお湯の温度が高くて怒り出し、

熱湯を浴びて火傷させようとしているな。

こんなことで大騒ぎする人もいます。
これも何を言い出すか気が気ではありませんね。


2と3の敵意や妄想ですが、こう言ってきた時、「そんなことないよ」と反論すると、「イヤ、そう思っているんだ」とあなたの答えを否定します。
そして、否定するから余計怪しい、となって問い詰めて来ることもよくあります。
口論や言い合いになってくると、最初の1にあったような話しの堂々巡りが始まることもあります。


こんな言い合いをすれば、次の日にはスッキリして何も言わなくなるだろうと期待してしまいますが、夜寝たら頭はリセットされてしまい、次の日も同じような事を言い出します。
リセットですから、自分が何を言ったか、あなたがどう返して来たか、なんて忘れている事もあります。
だからまた同じ事を繰り返すことになります。
学習効果がない、のではなく、寝たらリセットされるのです。

もし同じ問題で言い合いが繰り返されているなら、言葉の応酬ではなく、メールやLINEのトークを使って、文字での応酬を試してみると良いかもしれません。
記録が残るので、返答する時に前は何て言ってきたか見返せます。
同じことで堂々巡りですから、返信がコピペで済むこともあります。

さらに、どの段階までいくと話しを打ち切ってしまうか、逆戻りするか、ということも分かって来るような相手もいます。
双六の「振り出しに戻る」とか、「3つ前に戻る」と同じようなポイントがあるんです。


こういえばあーいう、あー言えばこう言う、といった彼等です。
そんなのを相手にしていたらあなたの頭も心も疲れ果ててしまいます。
それだからなのか、離婚しようと考える人もたくさんいます。

しかし、ここでもまた問題が出てきます
あなたの申し入れに反論する、合意しない、と言う問題です。
さらに、相手は屁理屈、論点ズラシの家元のような人間です。
遣り込めようと思っても、毎回跳ね返される、そんな苦労を今現在も続けている人だってたくさんいます。
それを続けているうちに、諦めの気持ちがどんどん大きくなってきて、そんな考えを捨ててしまう人だっています。
ところが、その後何年かして、相手から離婚の申し入れが出て来る、やっと運が巡ってきたと思ったら、その条件は酷いモノで到底受け入れられない、そんな人もいました。

そこで拒否していたら、イビリ、嫌がらせがもっと酷くなってしまい、一緒にいるよりは条件を飲んだ方がマシ、ということで飛び出した人もいます。

出会った頃はイケメンでカッコいい、優しい、と思っていたら、話が通じない、変だな、と思うようになり、そしてやがて明らかに変で、オカシイ、という事が分かったけど、メンドウを見てあげていたら、最後の最後に簡単に捨て去る、そんな芸当ができる人間がいる、ということを忘れないでください。

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