6月からのウルグアイ赴任に向け、いよいよ準備が本格的に動き始めた。
書類手続きやアカウント発行など、ひとつひとつは小さなステップだけれど、確実に前へ進んでいる実感がある。
今週はウルグアイ政府のホームページで住民票取得のためのアカウントを発行した。
画面の向こうで手続きがひとつ完了するたびに、「ああ、本当にここで暮らすんだな」と静かに実感が積み重なっていく。
とはいえ、今はまだ一時出張という位置づけで、長期ホテル暮らしが続いている。
自分の家ではない場所で過ごす日々は、どうしても落ち着かない。車の運転免許もまだ取得していないので遠出も難しく、行動範囲は自然と限られてしまう。
そんな中、唯一の楽しみが買い物になっている。
チュイは国境の街で、ウルグアイ側とブラジル側を行き来しながら買い物ができる。
ブラジル側は食料品が安く、質にこだわらなければ醤油やカップ麺まで手に入るのだ。
逆にウルグアイ側には免税店が立ち並び、外国ブランドの一流品がずらりと並ぶ。
見るだけでも楽しいし、買い物そのものが語学のトレーニングにもなる。
レジで金額を言われても早すぎて聞き取れないことが多いが、「これも勉強だ」と思いながら少しずつ耳を慣らしている。
疲れたら屋台のハンバーガーショップでひと休み。
英語がほとんど通じないので、付け焼き刃のスペイン語でなんとかやり取りをする。
これもまた、日々の小さな挑戦だ。
ホテルに戻ればスペイン語の本を少し開いてみるものの、勉強ばかりでは飽きてしまうし、身についているのかどうかもよくわからない。
結局のところ、やることが限られているのだ。
首都のようなエンタメに囲まれた生活はここにはない。強いて言うなら、大自然がエンタメだ。
これを贅沢だと思える人にとっては、Chuyは最高の街と化す。
仕方がないので、音楽でもかけて気分を切り替えるてみる。
6月以降、生活が落ち着いたら車を手に入れて、少し遠出をしてみたい。この国の景色を、自分の足でゆっくり見て回れる日が来るのが楽しみだ。
準備はまだ道半ば。落ち着かない日々の中にも、小さな発見や学びが積み重なっていく。
ここから始まる新しい生活の前章として、今のこの時間もきっと大切な一部になるのだと思う。




