いつ死んでもおかしくなかった右の子
パルボを乗り越えた左の子
右の子は、成長しない、ずーっと具合の悪い子です。センターから生後数日で引き出した子です。
血液の値の中で
測れないほど悪いものが何種もあり、
下痢も生まれてからずっと。
お薬は合わないものが多く、嘔吐が起きるため、試せるものも少ない。
便検査での異常なし
最初の医師は、腹水が溜まってるし、
もって数日でしょう、治療法はない、と言いました。
ただこの子を信じて、今を大切に過ごしてきました。
検査中に亡くした子もいるし、
苦しみの中で死なせたくないと、原因追求するより、今の安らぎを優先し、その代わりいつ死んでも後悔しないよう、生きさせてあげよう、と、
その間、
いつもこの子と一緒に玄関で帰りを待っていた
おじちゃん猫が亡くなり、
一緒に仔猫の時期を乗り越えた兄弟同然の子が
亡くなり
そのあと、とても悪くなりましたが、
まだ一緒に居ても良いよ、と持ち直してくれました。
この子の体の不調は、
最新の機材でのCT.MRI、開腹して詳しい検査をしないと、原因も掴めないのです。可能性がある病気は全て、大学病院でなければ、検査も治療もできないものです。
それでも、発情前に不妊治療をと、
先月決心したのですが、それから現在まで、計測できないほどの貧血が続き、
治療はできず、
毎日綱渡りです。
そんな中での、この姿。
この子はただ寝てるだけ、
でも、私をこんなにも喜ばせてくれる。
生きていてくれてありがとう。
死んだ子たちも、いつもそばにいてくれてありがとう。