自己紹介がてらに私のこれまでのお話を少々させて頂きます、昔話はいいよという方、申し訳ありませんがお付き合い下さい。

私は1980年代にシングルマザーのもとに産まれました。
地方の田舎で周りはどこも田園風景が広がっている地域で、母の実家築100年程の家に住んでいました。となりのトトロのお家のような。

母は私を育てようと必死に働いていたため幼少期は母親と過ごしたという記憶は私の中にはありません。農業を営む、母の祖父母といつも一緒でした。

とても祖父母が好きでしたが、6才の時に母と一緒に来た男性の家へ引っ越すこととなりました。

引越先は地方の中ではやや都会といったところでした。
私はそこで一緒にすむことになった男性、父とひとつの約束をします。
その当時ドラゴンボールが流行っており、私はドラゴンボールが描かれている自動鉛筆削りがほしいと父にねだります。

「勉強を頑張るんだよ」
「うん」