ある程度知識がついてくると、カタログの数値を比較するようになると思います。
このメーカーのこの製品はここが良いけどここがいまいちで、それはあっちのメーカーの同じ価格帯のあれのほうが上回っているからお得で・・・という具合です。

でも、そのカタログのうたい文句は、あまりあてになりません。
メーカーや代理店は、都合の悪いことは隠し、設計上の数値だけをカタログに書いています。

それはどんな商品でも同じといえばそうなのですが、こと望遠鏡についてはもう怪しげな健康食品と同レベルだと思ってください。
6cm500倍というような高倍率を売り物にする安物は買ってはいけませんという人が、1000倍速の自動導入可能というようなうたい文句は信じて買ってしまうのです。

どれだけあてにならないか、例えばの話をしましょう。これらは一式数十万円から数百万円の、マニア向け商品です。

・とある口径20cmのニュートン反射 → 有効径で言えば17cm相当程度しかない

副鏡(斜鏡)のサイズと取り付け位置が適切でないと、そうなります。
少しでも口径が大きいものをと思って、18cmの商品(こちらは本当)より20cmの商品を選んで買ったのに、だまされたわけです。
中には、主鏡の周辺部分を使わないようにするためとか遮蔽率を減らすためとかいう理由で、わざと非常に小さな副鏡を使う例もあるみたいですが、それなら本当の有効径を書くべきですね。

・とある1000倍速の赤道儀 → 音がうるさいうえに目標の天体で止まってくれない(行き過ぎる)

直感的に、モーターは本来、滑らかさ(細かさ)と速さを両立できないだろうなというのは分かります(歩幅が狭くてちょこちょこ歩く人に速く走れといったら無理ですよね)。でもカタログで高速をうたうほうが売れるので、モーター屋から仕入れてきたモーターにいろいろ無理をさせているのです。
そして、実際の使用で問題が起こることをメーカー側は分かっていて隠しているか、そもそも実地(星空)で製品試験をしていないで売り出しているのです。

・とある400PPSの赤道儀 → 寒い(電圧が低い)ときに頻繁に正逆方向を切り替えて高速で動かそうとするとすぐモーターが止まる

何PPSというのは滑らかさの目安ですが、あくまで電気信号の刻みの多さのことです。機械部分がその通りに動くかどうかは別で、あまりに多い刻み信号についていけなくなる(脱調というそうです)と止まってしまいます。これもモーター屋から仕入れてきたステッピングモーターにいろいろ無理をさせているせいで起きるわけです。
最近では、高速DCサーボモーターで懲りた人のために、少し速さを落としてこの何PPSを売りにするメーカーが増えてきましたが、実態はこんなものです。
また、古い製品の多くはせいぜい10~20PPSしかなく、高倍率で見ると視野が東西にプルプルブレているのが分かるほどで、惑星の模様が見えなくなってしまいました。昔の赤道儀を中古で買うときは要注意です。

・とある自称搭載重量20kgの赤道儀 → 20kg載せるとグラグラ

軸周りやウエイト棒や三脚が細いのに、20kgなど載せられるわけがないことは、直感的に分かりそうなものですけど、天文ファンは純真な人が多いから、カタログのうたい文句を信じてしまうんですね。

・とある輸入品の冷却CCDカメラ → 結露がひどくて水浸しになりあっという間に故障

代理店は高温多湿の日本の気候には合わないとかなんとか言い訳をしますが・・・だったら日本には無対策のままで売らないでほしいものです。

・とある自称EDアポクロマート → 色収差がひどい

レンズの一部にEDレンズを使っていても、アポクロマートを名乗ってよいかどうかは別のはずですが、判で押したようにEDアポとうたっていますね。
F値が明るくてEDアポだとうたうほうが売れるのでそうカタログに書くわけですが、8cmF6でEDを含む2枚玉では本来どうやってもアポにはならないそうですよ。

・とある自称誤差20分の1ラムダの鏡 → 収差がひどい

最近ではあまり見なくなりましたが、以前は多かったカタログのうたい文句です。当時の検査装置でどうやってその精度を数値として測れたのでしょう?検査できたとしても1回でこの超高水準に合格する鏡は何十枚に1枚程度のはずで、全部合格するまで何度も磨き直すなんてコストのかかることを大量生産品でするわけがありません。
また、副鏡が悪かったら元も子もありませんが、カタログでは副鏡の精度などは何も言いませんね。
平面鏡で誤差20分の1ラムダというのは、測定原器レベルで、一般品にはまず存在しないでしょう。
またカセグレン系の副鏡は、研磨だけでなく取り付け誤差にものすごく敏感だろうなというのは、凸面の鏡は拡大つまり像を散らせるわけだから、直感的にも分かります。設計通りの性能が出るなど奇跡のようなものだそうですよ。

・とある自称ストレール比99%のレンズ → さほどでもない

最近この値をカタログにうたう事例が増えてきましたが、中心像である限られた条件(収差も限定されて有利な条件)で設計上はそうなるはずというだけで、保証値ではありません。カタログには書いてないですが周辺に行くとあっという間に悪くなり80%を下回るはずです。またガラスの脈理や研磨の荒さのほうがずっと足を引っ張ります。その上さまざまな製造上の誤差が積み重なって、実際の商品では中心でももっと悪いのが普通です。
でも何も言わなかったのに比べると、設計上はここまで良いですと言うようになったのは進歩かもしれません。それならそれで、自社の全商品のスペック表に中心から周辺まで設計上のストレール比の値を載せればいいと思うのですが、そうはしません。また反射系では、主鏡自体のストレール比は(中心で)99%だとメーカーがうたっていても(それも本当か怪しいですが)、望遠鏡として組みあがった状態では、副鏡があるせいで中心でもせいぜい80%、実際にはそれよりさらに低い値にまで落ちてしまうそうです・・・そういうことは印象悪くなると思って書かないのでしょうね。

(追記)点源の光をある開口に通すと光の干渉縞ができます。理想的な場合で中心の光の強さを100%とし、何かじゃまが入ってそのピーク(中心)が10%下がったらストレール比は90%、というそうです。下がった分の10%の光は、周辺の縞の分に行くか、散ります。
収差がなくても、副鏡のような光路中の遮蔽物は波面誤差を引き起こします。仮に主鏡副鏡ともに誤差ゼロラムダだとしても、副鏡径が主鏡径の33%のとき、その波面誤差は結局4分の1ラムダになり、ストレール比で言えば80%相当になるそうです。副鏡を吊るための金具がさらに波面誤差を増やし、それに主鏡副鏡それぞれの誤差が加わります。もちろん周辺ではコマ収差などが加わります。
といっても、レイリーリミット(ドーズでなくレイリーでした。訂正します)の二重星を分離する上では、ストレール比が80%以上なら100%と変わらないそうですのでご安心ください。
ところで、ストレール比が何十%という値と、そのレンズがアクロマートかアポクロマートかとか、その鏡が楕円面か球面か放物面かとかは、何の関係もありません。広告にすっかりだまされてしまった人もいますが、だまされないようにしましょう。
たとえば、タカハシのTOAという屈折望遠鏡は、コマ収差が補正されていないので本来の定義ではアポクロマートどころかアプラナートでさえない、自称なんちゃってアポクロマートです。でも中心だけは非常にシャープでストレール比は99%らしいですよ。また、F値次第では球面鏡でも中心のストレール比は十分高くできますし。

・双眼望遠鏡なら目が疲れない → 疲れる

マニアの間では望遠鏡を2本並べて双眼望遠鏡にして高倍率で天体を見るのが流行っていますが・・・うかつに手を出していいものではありません。

一般に、片目をつむって見るより、両目で見るほうが確かに自然で疲れにくく、視野のノイズも少なくなるので、双眼望遠鏡で見れば一回り口径の大きな望遠鏡で単眼で見るのと同様の効果が得られます。しかし、左右の光軸が完全に一致し倍率が完全に同じで、加えて顔の左右非対称・斜視をキャンセルできるものは、私はまだひとつも見たことがありません。
私が知らないだけでひょっとしたらこの世のどこかには存在するのかもしれませんが・・・
左右のアンバランスは擬似的な立体視を生み、両目の自然さとノイズの低減も相まってすごくよく見えるような錯覚を起こしますが、その左右のずれはやがて目を悪くする原因になるので、あくまでチョイ見用です。長い時間眺めるのはやめましょう。
立体視は基線長で決まるものですが、人間の目幅や双眼鏡の幅くらいでは何億キロメートル先の星を立体視することは不可能です。

またもし「両目で見ると脳内処理のおかげで宇宙の星々が立体的になる」なら、(倍率が1倍の)肉眼で両目で星空を見ても、視野に見える星々は立体的に見えるはずですが、そんなことはありません。非常に良い星空では、天の川の濃淡がまるで立体的な雲のように見えることはありますけど。
現状の双眼望遠鏡の立体視は、あくまで機器の不完全が生み出す擬似的な立体視です。倍率が10倍の最高級の双眼鏡でも星々は(本当の意味で)立体的に見えたりはしません。月のような丸い天体に対しては立体「感」は出ますが、錯覚です。

また、双眼望遠鏡のユーザーは「高倍率にして長く覗いても疲れない」と言いますが、現状の不完全な機器で本当に1時間ずっと覗いていたら頭痛に悩まされ、それを1年毎日続けたら体を壊したり精神を病んでしまうでしょう。
幸い、その手のマニアは、一晩中監視が必要な海事や科学観測のためにその機器を使うのでなく、大人の玩具として自分の気分のままに使っており、せわしなく目を離しアイピースをとっかえひっかえして倍率を変えチョイ見の範囲でしか使っていないので、それで体を壊したという話は聞きませんが。

マニア(もう先の見えたジジイ)が自分専用に目幅くらいは調整し、他人には使わせないで自己責任で「この見え味は格別・・・美しい・・・」などと自分に酔いながら使うのは別にかまいませんが、他人、少なくとも未来のある子供に使わせてはいけません。まあ高いものだから子供に自由に使わせたりはしないと思いますけど。

私は、双眼鏡とは、高級品を作れるメーカーの製品で、20倍以下の低倍率で連続30分以内の使用にとどめておくべき機器だと思います。
その点、昔から船舶用に変わらず作られているニコンの20x120双眼鏡はかなり良く出来ていると思います。ただしこれはもともと海の上で水平線方向を見るためのもので、対空用ではないので高度の高い天体には(首がすぐ痛くなって)無理です。それは痛みという形ですぐに分かるのでそれ以上続けられないです(それでもさらに続けると首のうっ血や神経・骨の損傷につながるので絶対にやめましょう)が、不完全な対空型双眼望遠鏡は一見快適だけどじわじわ目を痛めるということも、ぜひ知っておいてほしいです。

なお、単眼の望遠鏡でも、片目をつむって見るのは良くありません。以前にも書きましたが、正しくは両目を開けて見るものです。覗かないほうの目も開いたままにして片手で覆うとか、眼帯のようなもの(片方のレンズを取り除いた安いサングラスとか)で覆いましょう。そのほうが疲れにくく、視力の低下を少なく抑え、単眼でもわりと長く覗いていられます。顕微鏡と同じです。普段顕微鏡を使っている人には常識ですよね。

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他にもメーカーはピリオディックモーションがどうとか、色ごとの収差曲線がどうとか、MTFがどうとか、イメージサークルがどうとか、相手が無知なのに付け込んですごいすごいとうたっていますが、世の中そんなうまい話はないですよ。

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さんざんひどい話ばかり書きましたが、ではどうすればいいのかと言うと、結局、カタログなんてそんなものだという免疫をつけておくこと、直感的におかしい感じがするものは買わないこと、実際に使っている正直者の友人がいたら機材の悪口を一通り聞いておくこと、くらいでしょうか。
カタログなどかなり割り引いて読むほうが、現物を手にしたときがっかりしないで済むでしょう。

あとは、買ってから5年後にどこまで当初の性能を維持できているかや、10年、20年後も修理を受け付けてくれるかなどについても、多くの人の評判を聞いてから選ぶとよいと思います。(1年の保証期間を過ぎたとたんに故障するソニータイマーは有名・・・)
たとえば潮風が当たる土地、火山灰が降ってくる土地、中国のPMなんとかいうのが飛んでくる土地、近所に国道や工場や油物の多い食堂があるところなどでは、機材の劣化が激しいことが容易に想像できます。だからこそ丈夫なもの、保証の良いものを選ぶほうが良いですね。

ビクセンのものは、ポルタII A80Mfやミニポルタ A70Lfだけは安くてまずまず良くできていますが、もっと値段の高いマニア向けの商品になると値段のわりになんだかなーというものばかりです。

多くの天体写真マニアが、ビクセンからタカハシに乗り換えるのは、ビクセンで余計な苦労をするより、少しでも楽をしてその分の時間とエネルギーを被写体に向けたいからですね。
前回最高級品への憧れを煽った後でこんな話はおかしいと思うかもしれませんが・・・
最高級イコール大口径ではないので、そこのところよろしく。

別に天文趣味に限ったことではないのですが、一個人のすることにはいつかは終わりが来ます。
単に飽きたとか、生活が一変してとても趣味どころじゃないとか、趣味友達と別れて急に色あせてしまったとか、交通事故にあったとか、寝たきり老人になったとか、終わりにはさまざまな原因が考えられます。
そういうことがなくても、自分が死ねば、何もかも終わります。

だから何をやっても意味がないと言いたいのではないですが、こと天文趣味について言えば、趣味が深まるにつれて機材が大型化するという問題があります。これはマニアがはまるワナです。そのでかい機材は、最後どう処分するのでしょう?

競争心や見栄もからんで大金を費やして大型化した果てに、片道3時間かけて遠出し2時間かけて組み立て、あまりの巨体と重量とクランプに手が届かない欠陥商品に腰を痛め、夏は蚊に刺され冬は寒さにこごえ、機材を運ぶ大型車も含めてメンテナンス費用がかかり、そこで天文雑誌や販売店の口車に乗せられて、自宅か別荘にドームを設置してさらに大きな望遠鏡を据え付けるも、1千万円(その程度では実は安物)かけた自宅天体観測システムとかいう代物は、赤道儀や電気系統やガイド系統や光軸などがトラブル続きで一度もまともな観測らしい観測ができず、苦情を言おうと思ったらメーカーや代理店が倒産していて怒りのあまり寿命を縮め、当時最高スペックだったパソコンやフィルムカメラやデジカメやCCDや苦労して作った自作ソフトなどはあっという間に時代遅れとなり、あとから出た10分の1の値段の機種にも負け、乗り換えようにもハードやソフトの互換性のなさに苦しめられ、やがて台風や大雪や大地震など自然災害で水が入って錆びつきカビが生え土台が傾きヒビが入って、大事なデータは消滅し、次から次へと起こる障害に疲れて修理する気力も体力もなくなり、宝物だと思っていたものは誰も引き取らない本当のガラクタに成り果て、家族からはあざけりの目で見られ、とうとう開かずの間と化したドームは思い出すのも嫌な存在になり、趣味は終わりを迎え、体を壊して治療費に大金がかかっているのに、その上さらに大金を払ってスクラップに出すしかなくなるのです。
昔バブルがはじけたあとに日本のあちこちで実際に起きた話です。
かつて名を馳せた天文マニアたちが老年を迎える2020年頃、再び日本各地で同じことが起こるでしょう。

買ってしまった人には悪いですが、古びたドームや錆びついた据付式大口径望遠鏡には、資産価値はありません。
もちろん星好きのロマンチストさんはそんな下世話なことは気にしないですよね?
ワナとかなんとかの歯止めの声は余計なお世話ですよね?

まあしかし、家族にとってはひたすら迷惑でしかない趣味です。資源の無駄遣いでもありますし。

そういうことがないよう、やはり足るを知るということは大事です。いつか終わりのときを迎えるのです。

ただ、最近ではドブソニアンのような単純なものの良さが広まってきて、個人が大口径を使って観望したければそれで済むようになってきました。
ドブソニアンなら大してお金はかからず、所詮はガラスと紙と木(合板)なので、本人が死んだら、家族はあまり気兼ねなく捨てることができるでしょう(^^;

終わりのときを考えると、処分が楽なのは、双眼鏡や小さな望遠鏡やドブソニアンの隠れた利点だと思います。
小ぶりな機材であれば中古でも欲しがる人は多いので、一流メーカー品を動態保存してあれば、オークションや中古望遠鏡店でけっこういい値段で売れるでしょう。

ときどき星を見て癒されたいなら、双眼鏡か小さな望遠鏡で十分です。
私はわずか口径5cmの小さい望遠鏡を一番良く使っています(それとたまに10cm)。小さくても非常に性能が良い自慢の一品です。自分の手になじんでいて、とてもかわいいものです。
楽しい天文現象があるときは、観望のついでにちょっと写真も撮ることができますし。
新宿から15kmの自宅でも、5cmで見て楽しめる天体は各季節30以上あるのですよ。
このテーマでは、家族で天文趣味を楽しめて子供の教育にも良いと私が勝手に思っている望遠鏡を紹介したつもりです。
一方で、マニア向けの機材についてはあまり良い評価をしていませんでした。

でも、世の中には富裕層というのがいて、別に本格的な観測研究や雑誌を飾る天体写真を撮りたいわけではないけれども、大量生産されるような安っぽい機材は持ちたくない、という人もいるかと思います。

たとえば時計の場合、スイス製の最高級品には何百万、何千万円という値段が付いていて、私には正直その値段の根拠が良く分かりませんが、その値段で商売が成立しているからには買う人がいるわけです。
きっとそういうのは、持っているだけで幸せになれるのでしょう。世の中のお金の巡りを良くする効果もあるわけで、広い意味で世界の平和に役立っているのかもしれません。

それに対し、望遠鏡の場合、研究用→公共教育用→マニア用→家庭用→おもちゃ、というふうにランク付けがされていて、スイス製時計に相当するような、持っているだけで幸せになれる贅沢な最高級品というのはほとんどありません。
天文関係者には妙にストイックな人が多くて、単なる贅沢品というのを嫌い、高いものを買ったらそれだけの成果(天体写真や新天体の発見など)を挙げて世に公表しなければという気分があるかもしれません。
もともと、性能を追求するとどうしても大型化してしまうという根本的な問題があります。そのため、小さな望遠鏡に極限の性能を追求しても、あまり意味のないことにお金をつぎ込んでいるというふうに天文ファンは思うわけです。

でもその意味のないことをあえてやるのが贅沢というものです(笑)。

まあまあ贅沢かなと思えるのは、アメリカのクエスターというメーカーの望遠鏡です。

日本代理店 http://www.g-style-g.co.jp/contents/astr01.html
販売店 http://kyoeidome.blog.fc2.com/blog-date-201204.html

これでも、お値段はスイス製時計の一番安いランクくらい(クエスター3.5でうん十万、クエスター7で一式300万円台?)です。大して高くないですね(!?)。

他に、ドイツのカール・ツァイスの、1990年代に製造中止となる前に作られた、新品に近い中古品を探すのもありです。
ツァイスは、別に贅沢品ではなくて、実は教育用として当然あるべき品質を満たしているだけなのですが、他に並ぶものがなく、結果的には値段も高いので、一生物として満足できるものになっています。
個人輸入するのもいいですが、お金持ちなら国際光器のような輸入業者を通して買えばあとあと安心でしょう。

また、名人にオーダーメイドして一品物を作ってもらうのもありですね。ただその場合、注文主自身がどんなものを欲していて、それにはどこをどうすればいいのかなど、望遠鏡のすみずみまで知っている必要があります。
よく分かっていないで非現実的な要求をする(しかも高いと言って値切ろうとする)マニアはかえって馬鹿にされるかもしれません。それより、ニコンか五藤あたりに気前よくポンと億単位の大金を渡して、別荘でヒルズ族の友人に自慢できるようなゴージャスなやつを頼む、あとは任せた!と言えばきっと素晴らしいものを作ってくれるだろうと思います。

私は、日本の天文マニアに多い、その口径ならこの値段が妥当だとか、その口径で○○万円は高いとかいう貧乏性の意見が市場を狭めていると思います。田舎者というか発展途上国みたいというか。
国内に贅沢品を作るメーカーと余裕のある買い手の両方が存在することが、市場を多様にすると思います。文化の程度の高さはそのあたりで現れるでしょう。
もちろん、自分で手を加えて調整できるマニアなら、少しでも大きな口径を少しでも安く手に入れようという考えでもよいと思います。自分の長年のスキルで安い機材の不具合をカバーしている(目に見えないけどコストはかかっていますが当人がコストだと思わなければよい)のだし、一般人が家庭生活を営むには常識の範囲内の値段で機材を選ぶしかないわけですから。

でも、公共天文台の望遠鏡の入札にまで(貧乏性の天文マニアのことを専門家だと信じて意見を聞いたらしき)コスト優先の主張がまかり通って、カタログ上の謳い文句と図体が大きいだけで性能が全然大したことないものが納入される(その後現場で調整できる人がいない)のが繰り返されています。それは、言葉は悪いですが、貧乏人が安物買いの銭失いをしているのと同じことをお役所がやっているだけに見えます。

そうして公共天文台に収められた数千万円程度の(大口径としては)安物の望遠鏡はいつもボケた像を映し出し、感動を期待していた一般のお客さんは「・・・ふーん・・・」と言っておしまいで、眼の肥えた天文ファンは「これならウチのタカハシ(数十万円)のほうが良く見える」と正直に言ったり、「シーイングが悪いんですよね、きっと」と心にもないなぐさめを言いながら内心この望遠鏡ダメだと思っているわけです。
50~100cmとかいう大口径望遠鏡が、もし本当にどの部品も最高級品(サイエンスグレード)でできていたら、たかが数千万円(安い家一軒)程度で買えるわけがないです。
大口径で本当に最高級品なら、少なくとも一式1~2億円、年間保守に500万円(20年で1億円)が当然です。
この話題、別に基本は変わっていないのですが、ちょっと書き足してみようと思います。

販売店のHPの宣伝やこのブログに乗せられて(笑)うっかり望遠鏡なんか買ってしまった人、その後ほこりをかぶっていませんか?
だからあれほどキヤノン10×30ISみたいな優れた双眼鏡のほうがいいよって言ったのに。
置き場所にも困らないし、何を見ても楽しいし、レジャーや花火や競馬やコンサートなどなど使い道が多くてよかったのに。
(双眼鏡で見る花火は、何かありえないものみたいで、すごいです。花火大会には必ず双眼鏡を持っていきましょう。必ずです)

うっかり望遠鏡を買った(親に買ってもらった)ら、月を見て、惑星を見て、それでおしまいになる人が多いです。
都会では特に明るい星しか見えませんから、月惑星以外の天体がどこにあるのか知らなかったり、大まかには知っていてもファインダーに入らなかったりして、その先に進めないわけです。私も最初はそうでした。

そこで、まずは、夜空にわずかに見える星(1~2等星)を、全部見ることをおすすめします。全部です。
1~2等星ならあまり苦労なくファインダーの視野に入るでしょう。

ただの星を見て何が面白いの?という人は、たぶん天文趣味に向いていません。

望遠鏡を使うと星の輝きが増し、微妙な色が良く分かります。一つ一つ、自分の言葉で表してみましょう。

また、倍率を変えてみて伴星がないか確かめてみましょう。かなり多くの星が実は二重星であることに驚きます。

そして、自分の感想を星図に書き込んだり観察ノートに書いてみましょう。

まず秋ならアンドロメダ座のガンマ星、アルマクを見ましょう。倍率を70倍くらいに上げると非常に美しい二重星であることが分かります。どんな色かは自分で確かめてみてくださいね。
どれがアルマクなのか、ネットで調べて、夜空と見比べてください。

他にも、カシオペア座の5つの星や、ペルセウス座やぎょしゃ座やおうし座の明るい星を一つ一つ見ましょう。

飽きてきたのでそろそろ終わりにしようかと思っています。アクセスもほとんどないし。

後半ぐでぐででしたが1年半なんとか続いたのは私にしてはまずまずなのです。

最近冷えてきて、壁が結露することが多いです。今年は雨も多いし。

ちょっと油断したら部屋の壁にカビが生えてきました(--;


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写真では分かりにくいですがうっすらと白いのがカビです。いつも風が通りにくくて冷えているところはてきめんにやられます。とりあえずアルコール除菌ペーパーでふき取りましたが、でもまた生えてくるんだろうなあ。



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荷物もなんとなくしっとりしていたので、あわてて部屋中に広げて乾かしているところです。散らかっているのでなく。いややっぱり普段から散らかっているかな。


今夜から寒くなるそうなので、このままではいかんと思って、どんどんエアコンを効かせることに。

しかしエアコンかけても部屋の湿度が60%以下にならないなあ。。。どれだけ湿気ているんだ我が家。


望遠鏡は、時々使ってあげているし、ケースの中にしこたま乾燥剤を入れているのでカビてなかったですが、危ない危ない。

一番手前の黒いケースにはコペルニクスくん、その次の灰色のケースにはあ~るくんが入っています。


アウトドア用ボックスの中は寝袋やマットなどキャンプ道具。少ししっとりしていて悲しい。次の土日晴れたらできるだけ陽に干そう。。。

今世間では日本シリーズをやっているようですがテレビがないので見ていません(^^;;今日はダイエーが中日に勝って1勝2敗だそうで。ちょっと面白くなってきたので明日はラジオで聞こうかな。


シーズンを振り返って、予想と結果を比べると、ヤクルトはやはりというか結局優勝を逃し、またも中日がかっさらいました。ダイエーのことは特に予想に書きませんでしたが毎年とにかく安定して強い。今年はぶっちぎりでした。が、ぶっちぎりだからといってプレーオフや日本シリーズでも勝つかというとまた別の話で。


個人成績では、開幕前に日本ハムのダルビッシュ投手と楽天の田中投手のことを特にほめましたが、実際ずば抜けていました。ダルビッシュは18勝6敗防御率1.44、田中はさらにそれを上回る19勝5敗防御率1.27!

ベテランでは西武の西口投手が今年よさそうでひょっとしたら久しぶりに10勝するかもと予想したら、なんと11勝7敗防御率2.57の活躍でした。私の予想は良く当たるんだ。


横浜と広島はどうにもいろんなしがらみがあって強くならないですね・・・

今年の小川ヤクルトや野村監督時代みたいに、大した戦力でもないけどうまく回して少しの差で勝つ試合が増えたり、何かの弾みで波に乗って勝ちまくることがあると、良い循環に変わってくるんでしょうけど。

今は弱いから負け、負けるから客足が伸びず、赤字が増えてますます弱くなるという悪循環ですね。


特に横浜は、同僚にファンがいていつもぼやいてますが(^^;、オーナーがTBSからDeNAに変わったところでそれだけでは強くならないでしょう。TBSだってお金は持っていたはずなのに。改革しようとしても何をするにもすぐ足を引っ張ってだめにする内部の問題もあるのでしょうけど。横浜スタジアムの社長はバリバリの893だし。巨人もナベツネと清武が内紛とか。どこの球団も体質が古すぎて、知れば知るほどイヤになります。

個々の選手の中にはずば抜けた能力を持つ人もいるので応援したいのですけどね。特にパ・リーグにはいい選手がいます。大リーグに行って活躍するのもパ・リーグ出身が多いし。

ロイター見ていると、どうも欧米では暗いニュースばかりです。今年の秋から冬に世界的に二番底が来るかも。ひょっとしたらすでに来ているのに日本ではほとんどニュースに流していないだけかも?


ギリシャ、10月に資金が底をつく見込み=財務次官
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23141720110912

世界は新たな危険水域に、危機の悪化阻止へ大胆な行動必要=IMF専務理事
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23216320110915

再送:欧州債務危機が大恐慌引き起こす恐れ=ソロス氏
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23205620110915

日米欧中央銀がドル資金供給で協調、ECBは3カ月物オペ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23214320110915

シュタルクECB専務理事、辞任は個人的な理由と説明
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23216820110915
一足先に逃げたんでしょうか?それともユーロ共同債に反対なので排除されたんでしょうか?(-_-;;


米ゴールドマン、多額損失で主力ヘッジファンドの一つ閉鎖へ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23223520110916

政府・与党が欧州危機の「有事」対応、外為特会活用も
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23226220110916?sp=true

コラム:欧州債務危機は「火薬庫」、リーマンショック規模の影響も
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPJAPAN-23046820110906?feedType=RSS&feedName=jp_column&virtualBrandChannel=13487&sp=true


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3か月前のニュースですが。
ギリシャ、7月中旬に短期債を発行へ=財務次官
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPnTK042319220100628

[アテネ 28日 ロイター] ギリシャは満期を迎える短期債の償還資金を調達するため、7月中旬に3カ月物、6カ月物、12カ月物の債券を発行する。Philippos Sachinidis財務次官が28日ロイターに明らかにした。
 ギリシャ政府当局者はこれまでも、7月に国債入札を行う考えを示していた。

 7月には、16日に1年物と6カ月物合計21億6000万ユーロ、23日に13週物24億ユーロ、合わせて45億6000万ユーロ(56億4000万ドル)分の債券が満期を迎える。

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このとき借りたギリシャ短期債3か月モノの返済期限が10月に来ます。

もう無理じゃないかなあ。

ギリシャがユーロから脱落してドラクマに戻るのは時間の問題じゃないかなあ。ひとたび脱落者が出るとPIGS諸国が次々に脱落する恐れがあるからなんとか食い止めようとしているらしいですが。

ユーロ共同債で借金を肩代わりするのかどうかで意見が割れているようです。

コラム:ユーロ圏共同債が欧州救う、アタリ氏提言が危機対応に影響も
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPJAPAN-23171120110913?sp=true

ユーロ圏共同債は完全に間違い=メルケル独首相
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23211320110915

どっちだよ(--;;


私ならご近所の借金魔の人の借金を肩代わりしてあげるのはイヤですけどね。貸し借りは友を失うって言うし。


二番底が来るのが分かっていても、庶民の私に何ができるかというと、不要不急のものを買わない、ローンを組まない、日本円の現金と貴金属の両方を持っておく、食糧や日用品を備蓄するくらいしかできないんですが。

夕べ(9月11日(日)深夜~12日(月)未明)は非常に良いシーイングでした。

口径5cmの性能の限界まで見えたと思います。いろんな二重星が低倍率であっさり分離してました。


寝る前にちょっと見るだけのつもりだったのですが、こんなによく見えるのは久しぶりなので、木星のスケッチを描きました。


空青のブログ

衛星の影がポツンと黒く見えました。それが少しずつ移動していくのが面白かった。


寝不足のせいで昼間眠かったので今日はさっさと定時で帰りました(^^;

今夜は仲秋の名月も見えて、二晩続けて満足。よく眠れそうです。

今夜はよく晴れました。月がきれいでした。確かに名月です。



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