何気なく食べている、または呼んでいる食べ物で、
見た目はほぼ同じなのに違う食べ物が結構あります。
「違いのわかる大人」になるために、
そんな食べ物をまとめてみました。
■ 「から揚げ」と「竜田揚げ」
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“から揚げ”は魚介や肉、野菜などをそのまま揚げたり、
小麦粉や片栗粉を薄くまぶして揚げたりするものです。
“竜田揚げ”は、醤油やみりんで下味をつけ、片栗粉をまぶして揚げます。
ちょっとした調理方法の違いだけのようです。
■ 「カレーライス」と「ライスカレー」
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ご飯の上にカレーがかけてあり、ソースや醤油をかけて食べる
大衆的な雰囲気のものがライスカレー。
ご飯とは別にカレー出てくるものをカレーライスと呼ぶそうです。
しかし、どちらの呼び方が正しいとは決められていないため、
分け方はかなりグレー。
■ 「ハヤシライス」と「ハッシュドビーフ」
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結論から言えば明確な分け方はないようです。
ハヤシライスはトマトソースベースの子供から大人まで親しめる味で、
ハッシュドビーフはデミグラスソースベースの大人向きの味という、
かなり曖昧な説もあります。
■ 「エンドウ豆」と「グリーンピース」
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未熟なエンドウ豆が”グリーンピース”になるようです。
成長過程によって、
サヤエンドウ→グリーンピース→エンドウ豆と呼び名が変化。
出世魚と同じ考え方のようです。
■ 「豚汁」と「芋煮」
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答えは明確で、
使用する芋が”ジャガイモ”の場合は豚汁。
里芋の場合は”芋煮”になります。
■ 「そうめん」と「ひやむぎ」
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違いは麺の太さと製法。
JASによると直径1.3mm未満がそうめん、
直径1.3mm以上~1.7mm未満がひやむぎと決められています。
製法の違いは、どちらも小麦粉に塩水を加えてこねるまでは一緒ですが、
その後”そうめん”は油を塗って手で細く伸ばしていくのに対し、
”ひやむぎ”は油を塗らず、薄く打ち伸ばしてから細く切ります。
JAS規定があるほどの完璧な分け方に驚きです。。
■ 「ざるそば」と「もりそば」
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調べれば調べるほど、明確な答えがありませんでしたが、
ざるに入れたそばを「ざるそば」で、
セイロに山のように盛ったそばが「もりそば」という分け方が一般的なようです。
■ 「お粥」と「おじや」と「雑炊」
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”お粥” は生米から炊くもの。
”おじや”は鍋物の残りに、炊いたご飯を入れてやわらかくしたもの。
”雑炊”は出汁を取り、それに炊いたご飯をと他の食材を入れて作るもの。
ちなみに雑炊は、おじやのように残り物で作る料理ではありません。
また、煮込んだりせず、サラッと仕上げるのが本来の作り方のようです。
【まとめ】
結局はおいしく食べられれば何でもいいのですが、
今回疑問に思っていたことをハッキリでき、
今後はもっとおいしく食べられそうです。





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いやはや勉強になりました