そこで、注意を向ける対象を減らした「認知」のトレーニング。
最も注意を奪われて他への意識が飛んでしまう「ボール」を使わずに、ボール以外の対象を自分でコントロールするためのドリル。
3対3の真ん中DF、それを挟むようにATが立ち、笛の合図でスタート。
DFは対面だけに視野を奪われると、スイッチしてくるATに気づかないので、周りのDFとコミュニケーションを取りながら全員がマーカーにタックルに入る。
片側が終わると逆向きにセットして同じことを繰り返す。連続することで次のセットへの肉体的、戦術的に負荷が上がる。
このドリルで、ラインATのムーヴを知ることも目的の一つ。ムーヴを知っていれば予測して動くことができ、認知の負荷を減らすことができる。
さらに、笛ではなく、ハーフのパスアウトのフリでスタートにすることで、ハーフと対面を交互に視野を移し替えるトレーニングとして負荷をあげていく。