「毒の目覚め」 S・J・ボルトン | きまぐれWeekend Brog

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「毒の目覚め」 S・J・ボルトン

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蛇の毒で死んだ老人。世界で最も危険な蛇の出現。数々の事件は
何者かの策略なのか? 謎に挑む女性獣医の姿を圧巻の筆致で描き、
MWA賞受賞に輝いた壮麗なゴシック・ミステリ!
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前作の「三つの秘文字」も良かったですが、
今作は、さらに磨きがかかったような気がします。

主人公の女性獣医は顔に傷があり、
人との深い関わりを避けながら
閑静な村で生活をしていました。

そんな中、隣家の赤ん坊の上に突如現れた毒蛇。
獣医として爬虫類に詳しい彼女はそれを助けますが、
その後も続く不可解な蛇の事件で
彼女は村の専門家として担ぎ出されることとなり、
否応なく事件に巻き込まれることになります。

事件に関わっていくことで、
自分が人前に晒されることに苦しみながら、
それでも強い意志で解決しようと
邁進していく様は共感が待てます。

もちろん、核となる謎解きも深く伏線が絡まりあい、
かなり本格的。

そして、毒蛇の恐怖、
幽霊の出る?古いコテージ、
ちょっとホラーがかりながら、
後半の緊張感ある、畳み掛けるような展開は、
本当に前作以上にドキドキでした。

本国では既に4作出しているようですが、
全ての作品が常になんらかの賞候補に
挙げられているらしく、
次の翻訳が待ち遠しいです。。

毒の目覚め 上 (創元推理文庫)/東京創元社
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