最新のテクノロジーを扱った
「ジュラシックパーク」「プレイ」など、
いわゆるテクノ・サスペンス小説を
得意としていた作家、マイケル・クライトン。
実は彼はそれ以外のジャンルの本も
結構書いていて、
タイトルの「大列車強盗」はその中の一つ。
19世紀のイギリスを舞台にした列車強盗の話で
最新のテクノロジーは一切出てこない
歴史小説といってもいいものだ。
作品としては初期の中に入るが、
ストリーテリングはさすがで、
当時のイギリス最大級の衝撃を与えた大列車強盗、
用意周到、時には思いもよらない形で始まる
その準備から実行に至るまでの過程が、
実にリアルでスリリングだ。
実際に19世紀に起きた列車強盗事件をベース
にしていて、所々にその事実が挟まれるので、
読者は本当の話なのかと錯覚してしまうのだが、
気が付かない間にフィクションに入りこんでいるという。。。
クライトンの作品に一貫している手法なのだが、
このリアル感を伴うフィクションは、
一旦読むともうやめられなくなる魅力をもっている。
本当のことを言うと、
自分はクライトンは大好きだが歴史小説がイマイチ好きでなく、
この本は最近まであえて読まなかったのだけど、
読んでみると
やっぱりクライトンは良いなあと
思える一冊なのだった。
PS.
なぜ、今になって急に読んだのかというと、
先月偶然、ブックオフで
「大列車強盗」のハードカバー初版本を発見したからだ~!
1976年、今から36年前の本なのに全く痛んでないし、
貴重すぎるでしょ!!なのに100円、すばらしい!!
