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「温暖化防止」を特集した番組のキャスター・久保倉恭吾のもとに、
環境調査会社の谷崎が現れる。番組を利用し、諌早湾の潮止め
堤防を開門させ有明海を蘇らせるという。一方、都副知事の佐分利
幹生は、久保倉のブレーンでもある住之江沙紀と東京湾再生を目論
む。環境再生と政治的利権を巡って野望が渦巻く。堤防 開門など、
現実の「ポジ・スパイラル」を先見した傑作。
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物事がいい方向にしか転がらない小説も
たまには清々しくて、読んでて気持ちいいですね。
大抵の小説にあるような、とんとん拍子に行きそうだと、
思わぬ障害、大丈夫なのか!!という展開でなく、
(若干ありますが、申し訳程度)
どんどん話がうまくいって、
そんな大きな展開になっちゃうの?
って感じが逆に新鮮。。。
フィクションですが、本中に数々出てくる
環境再生へのアイデアは
巻末にびっしり取材者の名前が列挙されていた
ことからして、多分本物っぽく、
こんなことが現実に起こりえたらすばらしいな、
と思えた一冊でした・・。
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