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警視庁刑事総務課に勤める大友鉄は、息子と二人暮らし。捜査一
課に在籍していたが、育児との両立のため異動を志願して二年が
経った。そこに、銀行員の息子 が誘拐される事件が発生。元上司
の福原は彼のある能力を生かすべく、特捜本部に彼を投入するが。
堂場警察小説史上、最も刑事らしくない刑事が登場する書 き下ろ
し小説。
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堂場瞬一さんは、スポーツ小説が好きなんですが、
気分を変えて、刑事物読んでみました。
はっきりいって、分かりやすい伏線があって
犯人は途中でなんとなく予想がついてしまうのですが、
主人公の、妻亡き後、
育児をしながら、刑事という仕事と両立させようとしてる
境遇、それと学生時代に芝居をやっていて、
それが、捜査中に発揮されてる感じなど、
あまり他の刑事物では見られない設定が面白く、
飽きずに最後まで一気に読めちゃいます。
脇役の刑事達もそれぞれに個性を発揮していて、
推理物というより、
まさに刑事ドラマって感じですね。。。
ということで、
仲村トオル主演でドラマ化されるらしいっす。
ちょっと期待。。
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