死は不幸ではあるが新年にふさわしくないこともない。
僕が関わる癌を患う人が亡くなった。
人は生きていることを当たり前とし
死を受け入れようとしない。
ですが生も死も同じ。
生きているから死があるし
死が訪れるから生の意味が分かるのです。
あぁ
辛くはない。
ツラくはないが虚しいな。
あんなに生きたかったのに
あんなに家族思いだったのに
足りなかった。
実際、僕の母も長くはないだろう。
悪性リンパ腫の末期を宣告されはや1年。
よく生きた。
生きてその意味を僕たちに伝えた。
死など怖くないとも言った。
辛くはないが寂しいな。
僕の本当の思いである。
新年そうそうおめでたい話題でもあるが
僕はこういう年明けでも良いではないかと思う。
僕は盃にお酒を入れ弔った。
お酒が身にしみる。
今年はとてつもなく良い年になりそうだと強く思う。