やっぱり諸々説明長くなってもうた(ノ∀`)

 

 

 

その1こちら↓ の続きいくっぺよ٩( ᐛ )و

 

 

 

─ 今記事の目次 ─

 

*コリコなりの中也への理解と着想理由

*完成品こんなんできました

*具体的な工程

*画材説明

*試作・ボツ集

*東京で実物見れるよの紹介

 

を書いてます。好きに飛ばし読みOK。

 

 

 

博識ぽよりおねぃさんの紹介してくれた、

こつらの楽しいイベントに参加したわけです。ええ。

 ↓

 

 

拙者もぽよりさんも、締め切りにギリギリ滑り込み発送でしたww(≧∀≦)

 

 

 

 

 

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  コリコなりの中也への理解と着想理由

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拙者は、この度にほぼ初めて触れた中原中也の世界ですけども、

 

どんな着想を得て構成したか。

 

 

 

 

中也って人は、

とても感受性の強い人だってのは、

文庫本買うにあたり簡単なレビュー調べで目にはしていて。

 

いざ読み始めて、

最初に載ってた「ゆあ~ん」のサーカスからもう、

あ本当だなぁーって思った。

 

 

サーカスからしてもう、

彼の目で見てる景色、場面が、ハッキリと見えまして。

 

 

それが、

何気ない景色や場面のそれは、

彼の感受性や感慨深さならではの目線、切り取り方なんだろうな~って、

めっちゃ感じた。

 

 

あと、何を見てても、

一点注目と同時に、常に周り全体を見て味わってる人だよね。

 

 

 

ぶっちゃけ、

コリコの頭には彼の書いてることのほとんが、どういう意味なのかいまいち読み取れない。

何言ってっかあまり解んないw

 

(ただの一語にしても、言葉通りに捉えていいのか、何か比喩なのか、どっちに考えたらいいのか判断できないくらいワケ解らない)

 

んだけど、

 

 

その彼が言葉に綴ってる、彼の目線、風景の切り取り。

そこには、彼の中の"汚れっちまった悲しみ"があるから、きっと胸に染み入ってきて、

言葉に綴り出さなきゃやってられないような感情が溢れてたんだろうなーって思った。すごく。

喜怒哀楽のどれにしろ。

 

 

何かを見て胸がうずくんじゃなくて、

抱えてる何かがあるから、何気なく目に映るもの全てに胸がうずくんだと思うんだ。

 

自分もそうだから。

 

 

きっと、

中也の世界観に胸を打たれたことのある人、彼の詩を嫌いになれない人、

みんな同じように、何かしら抱えっちまった悲しみがあるから、

彼の詩に共鳴するんだろうな。

 

 

 

 

で、

コリコなりに捉えた中で絵に表現しようとした着目したのは、

 

そんな、中也の目で見てる景色、景色の記憶

 

特に、彼の綴る詩は、

日光で輝いてる、何気ない物、空間、植物や水面、とかがよく書かれてるなって思って。

 

あと、

なんか衝撃的!?に思える詩で、麦畑もいくつか出てきたのも印象的だった。

 

 

わかるよ中也、

陰があると、どしても輝きって目を惹かれて時間忘れるし、

陰と眩しさの対比って、刺さるよね。

 

 

ので、それらをコリコは切り取ってみた。

 

 

 

 

 

 

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    完成品こんなんできました

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むかぁ~しむかし、おったそうな、

おってなさそうな、

そんなような風景になったそうな。

 

 

 

スマホ撮影(実色に近いけど画質やピンボケがちょっと不本意)Ver.

 

 

 

印刷機スキャン(画質やピントはいいけど色みがちょっと不本意)Ver.

 

 

 

タイトルは、

『黄金つちまつた(こがねっちまった)麦畑

 

にしたかったけど、

そこはグっと堪えて真面目にした。

 

『ただ黄金色(こがねいろ)の麦畑』

 

 

自分としては、「ただ」って言葉に、

中也の色々な感情や生き様みたいなのを込められそうな気がしてる。

 

 

 

寄り添っている2つの麦にも、

 

見る人が、

中也の世界観での何かを意味づけして捉えてもらってもいいし、

自分の個人的な感情や妄想を当てはめて見てもらってもいいし、

何も考えずにただ喉かな風景だなーって癒されてくれても、

エロさを感じてくれても、

 

自由に見てもらえると嬉しいです。

 

 

 

 

ま、さすが水彩絵の具だからね、

色彩としてはキレ~イだよね。

キレ~イなんだけどね。

 

 

台紙に普通に、いつも通りに水彩画してそれを版画紙に擦って移しただけっていう、

 

しかも、切り細工してる部分は麦だけっていう、

 

しかも、麦穂の毛は切り細工ではとてもじゃないけどコリコには出来ないので、台紙にただ直描きっていう、

 

紙版画って言えるのか?

版画の意味あるのか?

小学生でもできる匂いが否めない?

 

っていう、そういう思いが頭を駆け巡っていますww(;´;゚ё゚;;)

 

 

 

 

 

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       具体的な工程

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それでも、細々となかなか上手くいかず、

水彩紙兼版画紙と、画仙紙も試してみたりしながら、

 

本番のつもりで刷った紙、7枚失敗して、

8枚目でなんとか送り出すにいいっかってのが仕上りました(›´ω`‹ )

 

 

 

工程としては ───

 

 

①台紙にグラデの空塗る。

 

太陽部分を避けて塗るための半円に切った型紙を置いて(もしくはマステを貼るでも可)、

地平線には空がはみ出さない様にマステをピーっと貼って、

グラデの空を塗り、

 

塗ったら太陽部分の紙を外して、その周りを少し水で暈かして(ここが絵として魅力を施す大事なポイント)、

 

そして本紙を重ねて擦るのである。

 

青から下の金まで一気にやると忙しくて失敗するから、何色かずつ分けて、各色重ねるように何回か刷たアルネ。

 

 

 

②地平線のマステを剥がして麦畑を塗る。

 

単調を避け魅力的になるように、

金色だけじゃなく緑も所々ジュワジュワ滲ませて、

太陽下の周りの色を薄く暈かしたアルネ。

 

本紙を擦ってから剥がす時に、紙面から剥がす方向によって絵の具の溜まりや流れる向きの模様が影響するから、

面倒くたいけど剥がし方に気をつけたアル。

 

 

 

③麦と葉の型紙を置いて塗って、麦のシルエット擦り擦り。

 

ここだけ唯一、版画らしさを堪能できる作業w

予め台紙に、麦と葉の置く位置を決め印つけとくのです。

じゃないと、何回にも分けて色重ねてく時にも、次の毛を描く工程でも位置が判らずズレてしまうのです。

 

 

 

④最後に、麦の穂に毛を面相筆で細く描いて擦る。

 

これが画竜点睛みたいな、最後に大事な命を吹き込む作業でした。

 

逆光の輝き透け感を出すため、出来るだけ細っっっく描きたいわけで、

線が細いと絵の具がすぐ乾いて刷りに出なくなっちゃうし、乾きを遅らせるために厚く塗ると線が太くなっちゃうしで、非常に忙しい!

2~3本ぐらいずつ描いて擦って描いて擦って…って忙しかった(›´ω`‹ )

 

 

 

気をつけて!

全ての工程ごとに、台紙も本紙も逐一乾いてからやらないと、色が混ざって台無しになるアルネ。

 

 

 

 

ペンで印ついてるし出がらし的なものだけど、

台紙の方に塗った方も綺麗だよねw

 ↓

 

空、畑まで刷ったやつ

 

本紙はこういう状態(あら、これだけでもキレイだなぁw)

 

 

それから麦刷って、毛も描いて刷って完成後のやつ

 

この完成品

 

 

 

 

 

 

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     画材説明

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●作品の応募規定は10cm×15cm以内でして。

 

それにちょうーどいい、

はがきサイズの、版画用紙兼水彩紙や画仙紙を持ってるので、

それを本紙に使いました。

 

最終完成品には、お気に入りのニューブレダンという、版画紙兼の水彩紙。

 

過去に載せた、この紙です。

 ↓

版画用紙だけあって、紙面がフカフカ柔らかくて、

暈かし滲みがすごく柔らかく自然で綺麗のん♡

 

(ちなみにこれ↑は麦じゃなく米のつもり)

 

 

 

 

●版種は、

型を切り取った紙や台紙直接に色を塗って、

版画用紙(本紙)を擦りつけて絵を写し取る『紙版画』です。

 

 

 

 

●版画用のインクは持ってないので、

得意の透明水彩絵の具を、濃いめに溶いて使いました。

(墨でモノクロのやってみたいなとも思ったけど、カラーの景色にしたかったので)

 

なので、

色を塗る台紙や型紙は水彩紙を使いました。

 

なんで水彩紙にしたかというと、

水溶き絵の具だから、普通の画用紙などでは絵の具がすぐ台紙に染み込んでもうて、本紙の方に写らなかったら困るので。

 

 

 

 

●台紙(塗り描きする方の紙)や型紙は、

ホワイトワトソン、クレスター、ヴィフアール中目を使たアルヨ。

最終完成品は、ホワイトワトソンでやったやつになたアル。

 

何故それらの安めの水彩紙にしたかというと、

なるべく絵の具(&水分)が吸い込み難く紙面に残る、つまり水撥き加工のキツめのものがいいってのと。

失敗するかもだし、何回も消費するかもだから、できるだけ高価なコットン紙じゃない方がいいから。

 

 

こんな風に↓

本番する前に、どの水彩紙を台紙に選ぼうかいくつか試した図。

紙の肌目の形状によってメリメリと出る模様が微妙に違うからね。

 

ちなみに、シリウス紙を刷ったら、

ガビガビに乾燥した皮膚をめっちゃシワシワシワ寄せたみたいなキモチワルイ模様になったww

のでシリウスは今回却下した。

 

 

しかし、

やっぱりヴィフアールは、すぐに紙面がクタクタボサボサになってもーて、

何度も塗ったり擦ったりする版画に使うには向いてなかった(ノ∀`)

 

肌目の形状がちょうどいい模様になるんだけどね。

 

 

 

 

●ちなみに、切り細工した型の使用後がこちら。

 

太陽部分を覆う半円と、

麦とその葉

 ↑

この麦と葉は二代目。

 

クタクタの一代目麦(葉は撮る発想なくてすぐ捨ててもうた)

 ↓

何度も塗ってると紙が痛んできて絵の具の乗りが上手く行かなくなるので、

面倒くっさーーい、二代目型を切るはめになった。

 

 

 

デザインナイフ(切り絵や消しハンとか細かいコントロールの利くアート工作用のカッター)

を買って、切り細工をやってみたが。

 

楽しい~気持ちい~よ♪

 

けど、けど、

 

 

こういう、細か~いものカットしてくのって、果てしなく根気と時間の遣う作業だな!

時間ない時には大変な作業だ!(;´;TёT;;)

オラにはこの麦2つだけでもうイッパイイッパイ!(;´;TёT;;)

 

そういうことで、紙版画らしい切り貼りする所は麦だけで済む構図となりましたwww

これで勘弁してくらさい(TДT)

 

 

 

切り絵とかする人、ほんっっっっと凄すぎる・・・。

尊敬しすぎるを通り越して、神経がどうなってるか信じられない(((;´;゚ё゚;;)))

 

 

 

 

 

 

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    試作・ボツ集

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一番最初の試し塗り。

麦はまだ型作ってなくてとりあえず直接台紙に描いたやつ。

麦というか、なんかトウキビ感。

台紙はヴィフアール裏面、

本紙は呉竹画仙紙2号

 

 

 

ブレダンや、画仙紙はがき何種かにやってみたり。

それぞれにキレイでいい所あるんだけどね、

どっか上手く行ってもどっか失敗とか、薄かったりとか。

 

最初は麦の毛、カーブして描いてて、

なんっっか虫みたいでキモくて違うなーと思って。

 

もっかい麦の画像見て、もっと真っ直ぐだったんだ!と改良。

 

 

この右下のは、初期の練習刷りのやつ。

 

 

 

麦シルエットは、きっちり全面に色乗ってるより、

濃淡やムラ、かすれで途切れ途切れしてる方が、

逆光の透け感あってキレイだし、

版画らしい味があるよね。

 

こういう、古美映像みたいな質感が版画って楽しい~ね。

 

 

 

あざっす。

 

 

 

 

 

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     東京での展示あるよ~

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2月中旬~3月一杯、東京に出向ける人いたら、

コリコやぽよりさんの作品見れるから見てきてい~よ~٩( ᐛ )و

 

 

この、極小版画コンテストに寄せられた作品達は、

主催の文房堂さんで展示するらしいのです。

 

 

 

展示期間 2月15日~3月29日

来場者投票期間 2月15日~3月10日

 

場所は、文房堂 神田店

東京都千代田区神田神保町1丁目21-1

 

 

 

展示自体は3月29日までやってて、

 

尚且つ、投票期間中に行けば、

展示作品の中から気に入った作品に

"来場者投票賞"として投票できるってことやね。

 

 

 

※※もし、このブログを見てて投票する人は、

くれぐれも、

"コリコさんに投票数をあげたいから"って理由でコリコに投票したりはしないで下さい。

 

 

純粋に、作品を見て最も心惹かれたもので投票を決めて下さい。

 

いいな、気に入ったなって思う作品、

お題に関しての表現が共感すると思う作品、

これ面白いから評価されてほしいと思う作品。

など。

 

 

他の人の作品も見た中で、コリコやぽよりさんの作品自体にそう感じて投票するならいいんだけど、

知り合いだから数を入れるために と選ぶのはくれぐれもやめてくらさい。

 

作品を見られずに、作品の良さは二の次にされて無条件で選ばれるのって、

投票されない方も、投票される方にとっても、いっちばん悲しいことです。

 

 

 

 

 

─── ちなみに(*థ౪థ)

 

展示では作者名も表示されてるのかな?

 

だとしたら、

見に行く人は、ちゃっかりコリコの本名を見れますぞ(*థ౪థ)

 

 

鬼滅を知ってる人には、

もしかしたらこの人、始まりの日の呼吸を使える血筋なんじゃ!?とか、

あるいは、煉獄家に嫁ぐために生まれてきた!?とか思うかもしれん、

そんなフルネームでございます♡(*థ౪థ)

 

 

 

いずれは、作家として世にデビューするのは、

『コリコパット』じゃなく本名で出ようと思っとりますから。

(もうおいらにピッタリ定着してるけど『コリコパット』はあくまでCATSの登場猫名ですから)

 

本人が公に明かしてないのに、勝手に無断で公然の書き込みに出すってことさえしなければ、

(以前トラブル騒動に踏み入ってしまった時、略称だけど本名略称が書かれてあるままの画像を勝手に公開されてしまったことがあるけども…。

ま、法律家だと信じたが故に「好きに使って」と託してしまった自分も悪いもんな…。)

 

しなければ、

いずれは自分で公開する予定だから、

ブログ読者さんに個人的に名前知られる分には全然いいです。

 

 

 

 

なぜ、本名フルネームで作家デビューしたいかと言うと、

 

子供の頃に、コリコをイジメたり落ち零れ扱いしてきた奴らや先生らを、

見返してやるためさ!(`;ω;´)

 

 

ってのは、うそw

 

 

子供の頃から落ち零れだったし、勉強も喋りも人より上手くできなく不登校気味だったコリ田コリ子、

こんな風に、得意なことやって活躍して元気に生きてるよぉー!って、

知ってもらいたいから。

 

 

きっと、

こいつは絵のプロの道に進むんだろうなって、画力を認めてくれて期待してくれてた同級生達、先生達、いぱいいただろうな✧

 

 

中学の時の美術の先生。

他人に褒めたり愛想よくしてる所見た事ないあの先生が、

コリコに

「せっかく上手いのに(速描理解できてなくて)勿体ない」

と言ってくれたことは、

今もずーーーっと宝物✧(*´Д`)

 

 

 

 

 

あぃ、

あざーーーーーーーす٩( ᐛ )و