比賽 | 吉野恵悟 オフィシャルブログ 「お江戸をろろん滞在記」 Poewred by Ameba

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「お江戸をろろん滞在記」
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2日目、試合当日。

いつもの台北の朝は大腸麵線(通称・ゲロ麵)でスタートするんやが、姫曰く豆乳のやつが食いたいとのこと。

豆漿(トウジャン)ですな。

というわけで自身も行ったこと無かった善導寺の阜杭豆漿へ。

善導寺の駅を出たら…

えっげつない行列。

なにこれ。まさかと思って前の方見に行ったら間違いなく阜杭豆漿につながっとる。

道を挟んで反対側にも豆漿屋はあるけど…

誰も並んでないからそれだけの差があることは確かなわけで、並ぶことに。

で、並ぶこと40分弱。

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私は鹹豆漿に油條(揚げパンみたいなやつ)と冷たい甜豆漿で。

…うめぇ。

鹹豆漿は塩味で、干しエビとかザーサイとか黒酢で味付けしてあって、甜豆漿は少し甘い豆乳。

優しすぎる。

朝から麻辣入れまくるゲロ麵とはえらい違いである。

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こんなに豆乳ドリングいらんわーて思ったけどグビグビ何杯でも飲めちゃう。

豆乳飲みまくりモーニング。

そこで我々は気づいた。

凄まじいタンパク質量の朝食やないか!!

と。

これは試合前にええプロテイン摂取ですわ。

そして一路会場へ。

久しぶりの海天武道館。

もちろん地下鉄と路線バスを乗り継いで行く。

台湾の路線バスはバス停で待ってても停まってくれないから乗るバスが見えたら

我不會死的〜〜(訳:僕は死にましぇーん)

って停めないと乗れないしモタモタしてたらドア空いたまま動き出すよ。

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で、到着!
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撮影用に持参したマイカメラもセッティング!

請不要碰(触らないでください)
在録製日本摔角節目(日本のプロレス番組の撮影中です)

と中国語での注意書きも添えて。

で。

試合なんやけどさ…

俺本当に感動したよ。

手に取るように上達しているのがわかるし、明らかにプロレスとの向き合い方が変わって来てる。

意識の向上が凄い。

みんな良かったんやけど、中でも特に今回見てて素晴らしかったのが

・刃白
・SKY
・HEISENBERG

全員若手なんやけども。

刃白は無駄な表面上だけの動きとかを削いで勝つ為に確実に試合を己のペースで進めて行くからすごくシンプルな戦い方。

派手さは無いけど確実に「強い」試合が出来る選手になれそう。

良い蹴り持ってるけどまだ一撃で獲るまでには至らないからあれで決めれるようになって、あと身体の使い方が上手いから何か一個必殺のサブミッション持てたらめっちゃ面白いなぁ。
将来的にはフジタJrハヤト選手みたいなタイプになるかなぁ。

SKYは前からキャラクターが強くて相変わらずコスチュームには「中二!!」って書いてる中二病キャラなんやが、今回相手がデカいブッファということでどんな試合になるんかと思いきや…

相変わらずお調子者感全開でブッファにボッコボコにされながらもキャラクターはブレずに自分のペースに持ち込むチャンスを狙いつつ…

もう靴の底が両方ぶっ飛ぶぐらいボコボコにされながらもブッファが肩を痛めたチャンスを上手く使ってプロレス頭を駆使して勝っちゃう巧者ぶりを見せてくれた。

ちゃんとプロレス見とるなぁ。勉強しとるなぁ。

そして私の自主興行でも経験積んだHEISENBERG。

ライディーンとのシングル。

裁きながらね、すごい感動した。

相手は怪物ですよ。

今までやったことないであろうタイプですから。

しかもHEISENBERG自身まだキャリア一年未満ですから。

そんな彼が小細工なしの真っ向勝負。

15分以上やってたこの試合で出た技

・チョップ
・逆エビ
・エルボー
・タックル
・ボディスラム
・ドロップキック
・ラリアット

ぐらいじゃないか。

ライディーンも素晴らしいんやけど、そんな試合をやってのけたHEISENBERGは今の日本の若手界に放り込んだら即脅威として扱われる自信がある。

マジで。

貪欲さと吸収力が凄いから、成長がおっそろしく早い。

断言しますよ。

2018年は日本でもたくさんやらせます。

俺が身銭切ってでも経験積ませてやる。

伸びしろだらけの即戦力です。

それに触発されてもっと他のメンバーが向上して行ったら台湾でもっとプロレス文化が発展するはず。

日本のインディー団体でもそろそろ内容と質とで負けるとこ出てくるで。

その国のプロレス文化が発展するするにはその国の人間が盛り上げんとあかん。

外国の選手に頼ってたり、外国に染められてるようじゃ盛り上がらん。

なんなら日本を利用すればいい。

俺は台湾でやる、台湾色のプロレスを作る為にもっと力を使いたい。

でも彼らが憧れるようなプロレスを日本でもっとやらなきゃと思うと己のバリューももっと上げねばなぁと。

今回の客席の盛り上がり、過去最強でした。

アメリカよりも凄い。

お客さんの満足度がすごい証拠。

全員が心から楽しんで、心から笑顔で帰って行った。

もはやこのへん日本負けてきてんじゃないかと思うぐらい。

お客さんを腹一杯にして満足して帰ってもらったらまた誰か連れて観に来てくれる。


みんな最高だよ!

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そんな当たり前の事、天龍さんのお言葉をしみじみ思い出しながら余韻に耽ってたら…

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ふざけたレフェリーがふざけたTシャツ来て姫の横にいました。

何人かバカは必要である。楽しいから。

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試合後は一旦夜市に寄って軽く腹ごしらえしてからディナーへ。(おかしい)

だって姫が晩飯食う前にフライドチキン食いたいて言うもんやから。

ディナーは火鍋食べ放題!

最高でございます。

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ってこいつまたあのTシャツ来て姫の横すわっとる。

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とか言いながら、みんながご馳走してくれた。

ありがとう!!