というわけで、着いて空港から市内まで行く間に諸々リサーチ。
繁華街の路地裏にひっそりと営業する老舗のふぐちり屋があるという。
40年間地元民に愛されている伝統のポッグッ。
こんなんみたら食わずに帰られへん。
Googleマップを頼りに、普通の観光客なら怖くて入りにくいであろうほっそい店と店の隙間を進むとそこにひっそりと佇んでいた。
いかにも普通の食堂って感じで、入ったら下駄箱で靴脱いで、人の家に招かれた感じ満載の食卓にお邪魔。
大将らしきおやっさんはテレビを見て寛いでいる。
…この雰囲気、当たりの予感!
とりあえず定番のポッグッをオーダー。
辛いやつ?って聞かれたので辛くないやつオーダーしたら、笑われた。
違うのよ。辛いのは大好きやけど、このお店の伝統スープそのものを味わいたいからやよと伝えーの。
具材はお好みでチョコチュ(酢コチュジャン)につけて食いなさいと言われるけど、そのままで充分美味い!
もしゃもしゃ食ってたらテレビ見てたおやっさんが立ち上がってデカい炊飯器をあけて
「ビビンパ食うけ?」
と聞いてくる。
食いたい!けど、メニューに乗ってないし幾らなのかキョロキョロ探してたら
「大丈夫!辛くないから!(笑)」
って言う。
過去によっぽど辛さに弱い日本人が来たんやろうか。
まぁそんなビビンパなんてたかが知れてるしナンボでもええわと思ってお願いしたら、米を小鍋にカポンと入れてカパカパ何かと混ぜ始めた。
あ、先に混ぜちゃってくれるシステムですか。
そこそこ長く混ぜたやつを「あいよー!」と出してくれたのが…こちら。
伝統の河豚出汁旨味と胡麻油と海苔の風味がもう絶妙過ぎて過去最強のビビンパに認定します。
一口食ったら少しラリり気味に食らいついてしまいました。
これも含めてみんな中毒….リピーターになるんやろうなぁ…納得。
お会計したらボッグッ代しか入ってないからビビンパは?って聞いたらサービスだそうです。
神かよ!あんな美味いビビンパを無料で食わせるなんて神様かよあんた!
ちう訳で、自力開拓で今回も非常に大当たりを引いたので大満足な河豚充でした。
ま、いけるもんなら行って見てください。
あと、日本語も英語もまーったく通じません。
次回は釜山名物デジクッパ編。