なんだろう。
あの感覚。
不安と期待とが入り混じる開演前。
なぞの酩酊感に包まれる終演後。
特に今回はその幅が広くて。
反省点とか改善点もいつも以上に多かった公演でした。
そんなに気にならなければ良いかって感覚になれなくて。
あれだけのメンバーを揃えてやるからこそパーフェクトにやりたい。
パーフェクトじゃないとだめ。
ネームバリューある人集めただけのイベントって言われてしまうから。
せっかくの個々のスキルを濁してしまう。
とは言っても、ますますプロレスという物差しでは計れないものにはなってきた。
こんなのプロレスじゃないわと言われたら食い気味で
「プロレスじゃないもん」
と答える。
こんなの演劇じゃないわと言われたら
食い気味で
「演劇じゃないもん」
と答える。
既存のものに当てはめる気はないですから。魔界は。
魔界は魔界。
そういう意味で
「なにこれわけわからん」
と初見の方に言われるのは褒め言葉でもあります。
こちらとしては
「一回でわかられてたまるか」
って気持ちもありますし、魔界フリークで10回以上観に来てくださってる方も全て理解してる人なんかいないとおもいます。
だってやってる側がわからんねんもん(笑)
プロレスラーはみんなヒトガタで出てくるもんだと思ってた人にはまさかの鬼道丸の兄で出てきたタンク永井には驚いただろうし、音楽始まったら召喚だと思いきや小太郎が復活する為の曲だったり。
裏切ってなんぼ。
次回どんな新メンバーのレスラーが出るかと思わせておいてレスラー枠の初参加はなし。
けど、音楽と役者の枠に大型補強!
音楽枠で遂にドラムが登場。
世界に誇る日本人ドラマー、手数王こと菅沼孝三さん!
そして役者枠にはミュージカル・テニスの王子様をはじめ数々のドラマ、映画、舞台で活躍するイケメン俳優・河合龍之介さんが初登場。
えっげつなくなりそう…
というわけで早速来週から業火にむけて始動です。
期待してください。
ハードルを上げてください。
魔界のハードルをお客さんが上げて我々にプレッシャーを与えてください。
昨夜の公演で一番大きかった荷物。