そう。
この現代において興行後に主催者が取り囲まれる(not観客に)という…
ある意味噂の。
そんなドリプロに、進化が。
なんと!!
開場前にもう!!
主催者が囲まれてるという(爆)
どうやら参戦選手の皆さん、カード知らされてなかったようです。
微笑ましい光景ですね。
ただ本来、囲まれる理由はそんなカード聞いてないとかという次元の話ではなく。
私も前回の騒動の渦中におりましたので…
ちゃんと契約書ってもんを作りましてね。
本当はどんな仕事でも交わさなきゃなんですけどね。
で、今回用も雛形作って参戦選手とカメラマンさんにあげました。
新木場の控室でみんな黙々と試合前に契約書を書くというある意味かっちりした光景。
別に悪いことでも恥ずかしい事でもないんですけどね。
プロとしてのお仕事を依頼されてその報酬を頂く約束を口頭で済ますか書面で交わすかだけの違い。
口頭で普段やってるものを紙に記すだけなんですから。
これぞドリプロという雰囲気が出来上がり、開始時間に。
客席がまるで大阪の平日かよというような状態で前説です。
いつもの魔界や美少年、後楽園で見慣れた埋まった客席ではありません。
懐かしい匂いがしました。
そして、のっけから照明落ちるトラブル。
もう最高ですね!事故!
でも今日は僕が居て、更にコントロール室には弥武さんが居ますから皆さん安心してください!
って豪語したらまた照明落ちて。
コントロール室から弥武さんが身を乗り出して
「今日ダメかもしんないっすねえ!」
ってあんな優しい笑顔で言われたらもうダメで仕方ねえわと諦めもつきます。
その後も落ちたりしながら拾って喋って喋って拾って。
そして、なんかやりやすかった。
楽しかったす。
第一試合ではゴング要請してないのにボディチェックしてたらゴングなるし、また照明落ちるし。
ドリーミンだなぁ。
あ。
これからああいう事象のこと全部ドリーミンって言おう。
試合はね、おもしろかったすよ。
GENTAROさんがショルダースルーで取った事にも驚いたし、高橋選手の受けとか目立たないところの器用さに感動したり。
そんないい試合が第三試合で、セミにペンギンのおっさん対葛西さんというドリーミンマッチメイク。
大事故が起きるまえに高速カウントで試合を終わらせられたんですが…
なんかドリーミンなやりとりがありまして、まぁドリーミンなアレが何しまして再試合となりました結果…
やっぱり事故起きたんですよねぇ。
まぁ無事故で済む訳もないんやが。
あはは。
久しぶりに技つこたわ。
でね、そんなドリーミンがあった後のメインイベントなんですけども…
僕これまで数千試合やってきましたけどね、入場曲かかった時点でその試合をきちっと成立させる事を諦めたのは昨日が初めてです。
おどる◯ンポコリンbyよ◯えつ◯お
の歌詞が最低という言葉すら生ぬるい、なんていうかもう言葉では言い表せられないクソっぷりで。
カードに入ってないのに出てきてそのままなんかカード変更とか要求してくんのかなぁと思いきや対戦相手呼び出すし。
その対戦相手バラモンやし。
何がどうなれば正解なんだ!?
なし崩し的に始まって、しばらく考えました。
どうするのが興行的に、お客さん的に、コンプライアンス的にベストなのか。
…
3秒ぐらいで考えるのやめました。
目の前で起きてる戦争を見て、もうこれは流れに身を委ねるしかないと心に決めました。
そして、なるべく体力を使わないでおこうと。
だって収束するまで何分かかるかわからんし、そもそもプロレスで戦おうとしてる人間が誰一人いないし、一定の間隔でよしえつねおオンステージ始まるしなぜかよしえタイム始まったらリングからみんな降りていくし。
あぁ、これがドリーミン10周年の賜物なんだなーって、リング上で座りながら眺めていました。(仕事しろ)
「レフェリーなんとかしろー!」
とか
「吉野さんどうにかしてください!」
って声、聞こえてましたよ。
でもどうにもしなかった理由はひとつ。
あの現場をどうにかするには方法が一つしかなかったんですよ。
「興行を終わらせる」
それはさすがに無いだろうと。
どうしよかなーって本部席の主催者の顔みたらすごい透明な顔して心ここに非ずみたいな状態になってたから締めさせるわけにもいかんし。
ま、なんとか終わったし。ええやん(笑)
そんな試合後、ドリーミン女性スタッフの小山さんがリング上を独占したよしえ氏からアレな攻撃を受ける事態が発生。
その時代表の主催者村上氏が!
なんと!
すっごい真顔でリング上を見てるだけでした。
それはいかんだろ!(笑)
女性がよしえつねおに襲われている最中、売店にレスラーがわらわらと集まり出したのでそのレスラー達が止めに入る
こと
もなく!
みんな腕組んで爆笑してんの。
最低だな俺たち!(笑)
そして試合後はメインイベント。
控室スペシャルマッチ。
結果だけを申しますと…
比較的穏やかでしたが僕の作った契約書兼念書が役に立ったり、
「とりあえず村上さん今から二丁目行って頑張って来てくださいよ」
って言葉が出て
「それだけは勘弁して!」
って面白いやりとりが見れたり。
ここまでがドリプロなのです。
サブタイトルにある
「夢のあることしようぜ!」
を受けての前回大会時のウインガー先生のお言葉
「ここに夢なんてねぇよ!」
お見事でございます!