10月31日の定例観察会のおさらい | 沖縄の星空を見上げよう 小禄天文クラブ 

沖縄の星空を見上げよう 小禄天文クラブ 

沖縄県那覇市にある小禄南公民館で活動しています。
宇宙・惑星・星座・望遠鏡 楽しみましょう!

31日(金)の定例観望会には4人のクラブメンバーが星空観測をしました。

みなさまお疲れさまでした。


一人ずつ、上弦の月を望遠鏡に導入してもらいました。

自分で入れた天体を見るのはまた格別なものです。

小禄天文クラブでは、参加するメンバーが自分で体験することでいろんな知識を身に付けて欲しいと思っています。


さて、おさらいをしてみましょう。


この日導入した天体は、月、アルビレオ、すばる、M15、アンドロメダ銀河。


アンドロメダ銀河とM15はぼーっと見えただけですが、肉眼で見えるもっとも遠い天体という説明(アンドロメダ銀河)や、球状星団の特徴などを説明すると、楽しく観察することができます。


アルビレオははくちょう座の頭の部分の星です。目で見ると1つに見えますが、望遠鏡で見るとオレンジ色と青い色の二つの星が近くにあることがわかります。このような星を二重星といいます。

アルビレオは色の対比がとても美し天井の宝石と言われています。


プレアデス星団のことを日本では昴と呼んでいます。昔から枕草子でも「星は昴」と歌われており、その美しさは灯りが少なかった時代では特に人々の心を掴んだことでしょう。

また、沖縄では「おもろさうし」の中で「神様の髪にさす櫛」とイメージぴったりな表現をされています。

若い星が集まったこの散開星団は、倍率の高い望遠鏡で見るより双眼鏡くらいの方がきれいにみえると思います。

この日も、ファインダーで見てもきれいだねーと話しながら見ました。

天頂高く観察する日が楽しみです。


M15はペガスス座にある球状星団です。球状星団は10万から100万くらいの星が近い範囲に球状に集まった星団です。昴は散開星団で若い星が多いのですが、球状星団は銀河系形成の初期にできたと考えられています。



この日は、西に傾いた夏の大三角と、南のそらのちょっと寂しい秋の星座(1等星はみなみのうお座のフォーマルハウトだけですよ~憶えたかな?)、それに東の空には冬のきらびやかな1等星たちも上がってきました。

おさらいとして、どれが織姫(ベガ)で彦星(アルタイル)かを見分けるには、明るさだけでなく直角三角形の直角の部分が織姫で、織姫から遠い方が彦星(^^♪

ペガススの四辺形は1等星はありませんので視力が悪い方はちょっと大変ですが、星座さがしには便利なので探せるようにがんばりましょう~。


最後にげんこつ1個分が10度。親指とひとさし指のチョキは15度でしたね。


では、次回の定例会でお会いしましょう。

小禄天文クラブでは会員を募集しております。

会員希望者も、1度だけ望遠鏡を見たい方も気軽に見学に来てください。

毎週金曜日の7時から小禄南公民館で定例観察会をしています。

星空案内人が星空観察を楽しくお手伝いいたします。