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ニュースを見て不安に思うこと

「LGBTQIAに消極的な保守層」っていうのはいったい誰?


https://www.tokyo-np.co.jp/article/335905

性的少数者(LGBTQ)への理解増進法は2024年6月23日で施行1年を迎えた。しかし、政府や自治体が具体的な施策をつくるための土台となる基本計画は、策定時期のめどさえ立っていない。法律を所管する内閣府が、施策に消極的な保守層に配慮し、慎重を期しているとみられる。具体的な方針や目標が見通せず、自治体担当者らは戸惑いの声を上げる。

(中略)

なぜ、時間がかかっているのか。内閣府の魚井宏泰・政策統括官付参事官は取材に「さまざまな意見がある分野。国会審議でも当事者や関係者の声を丁寧に聞きながら、検討するよう意見があった。政府として知見を一つ一つ積み重ねている段階」と説明する。

この1年では、関係省庁の連絡会議を計5回開き、性別違和の診療に当たる医師や、性の多様性に関する調査研究に取り組む研究者の意見を聴取。理解増進法に関するQ&A作成やリーフレットの公表などの周知啓発にとどまった。

国の姿勢がはっきりしないこともあり、当事者団体「LGBT法連合会」(東京)は2024年6月、理解増進法の規定や政府の動きを解説する説明会を都内で開催。関東近郊の自治体から、人権や男女共同参画部門の職員ら約40人が参加した。 

「正直、何をやっていいか分からない。議会や区民からの問い合わせに備え、やるべきことを決めなければ」。都内のある区の男女共同参画担当者は焦りを隠さなかった。一方で、住民や職場向けの対応指針を独自につくっている自治体の事例の紹介もあり「自治体でどこまでやっていいか迷っていた。各地の事例が参考になった」と話す職員もいた。

えーっと、性的少数者(LGBTQ)への理解増進法=『性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律』に対して、国(内閣府)の姿勢がはっきりしない理由は、本当に「LGBTQに消極的な保守層」に配慮しているからなんですかね?
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=505AC1000000068

そもそも、あらためて『保守層』っていうのは、どんな人たちなんだろう?


※ Perplexity.aiより引用

日本における保守層は、以下のような特徴を持つ人々と言えます:

1. 伝統的な価値観や慣習を重視し、それらを守ろうとする傾向があります。

2. 憲法改正に積極的で、集団的自衛権の行使や安全保障関連法を支持する傾向があります。

3. 国の秩序や愛国心、自己責任を重視する傾向があります。

4. 天皇制を中心とした日本の伝統的な文化や国柄を大切にします。

5. 日米同盟を重視しつつも、真の独立国家としての日本を目指す考えを持つ人もいます。

6. 移民政策やLGBT関連法に対して慎重または反対の立場をとる傾向があります。

7. 安倍元首相の国家主義的、復古主義的な側面に共感を示す「岩盤保守」と呼ばれる層も存在します。

保守層は必ずしも一枚岩ではなく、個々の政策や考え方に関しては多様性があることに注意が必要です。

なるほど、保守層が一枚岩でないのであれば、国(内閣府)は『性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律』に対して慎重になる必要など、まったくない気がしますけどね。

それにしても、保守層の「伝統的な価値観や慣習を重視」ってーのが、私はめちゃくちゃ大嫌いです。

こういう方々は、非常に悲しいことですが、まず間違いなくAIも毛嫌いしていることでしょう。

https://ameblo.jp/orokadaneningenwa/entry-12856479439.html

保守層って「つまらんなぁ」

横浜国立大の板垣勝彦教授(行政法)は「通常は、法律制定後1年ほどで基本計画も策定される。だが、理解増進法は注目も高く、国民的なコンセンサス(合意)が十分に取れていないなど計画策定へのハードルがあり、時間がかかっているのだろう」と推測。「基本計画に従って予算が付き、国から補助金などが交付される。自治体が具体的な施策をなかなか打ち出せないことも考えられる」と指摘した。

えーっと、たとえどんな法律であっても、「国民的なコンセンサス」というものを、いったいどうやって取るというのでしょうか?

まあ、これまでの日本の慣習に倣(なら)えば、衆議院議員総選挙でも実施して与党が勝利すれば、国民信任を得たってことになるのでしょうが、LGBTQIAはそういう問題でないように思います。

まずは、口だけではない真の「ダイバーシティー」を浸透させ、それから、個々の多様性を認めていく形の方が良いように思います。

自治体には「何をやっていいか分からない」ではなく、国からの補助金が出るかが不明なんでしょうから、お金があまりかからず、「ダイバーシティー」を絡めたうえで、自治体独自でできる施策を前倒しで進めるべきだと思います。

いや、まずは自治体内部にいらっしゃるLGBTQIAの方々への対応ですね。

そこでなんらかの差別なりをしていたら、なーんにもできませんから。

とにもかくにも、机上でいくら考えていても、何も前には進まないんですから、とにかく当事者の方々とまずは会って話をさせていただくべきなんじゃないでしょうか。


そうそう、『性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律』は略して『LGBT理解増進法』などと呼ばれているようですが、なぜ「QIA」がないんでしょうかね?


●LGBTQIA=Lesbian Gay Bisexual Transgender Questioning Intersex Asexual

  • Questioning:自分の(心の)性が分からない、意図的に決めていない、または決まっていない人のこと。
  • Intersex:生まれつき男女両方の身体的特徴を持つ人のこと。現在では『DSDs(Differences of Sex Development、体の性のさまざまな発達)』と呼ばれている。
  • Asexual:誰に対しても恋愛感情や性的欲求を抱かない人のこと(無性愛者)。

こういう言葉ってすごく大事なことで、「QIA」であるご本人たちのことを、しっかりと考えて使うようにしなければなりません。

♪あなたがただ前に進み続けるから それを見て励まされて どうか優しくて穏やかな風が 包んでくれますように♪


以上になります。


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