次はCXみたいですよ
「稼ぐ力」って本当に必要なのかなー?
https://www.meti.go.jp/press/2024/06/20240603008/20240603008.html
製造業を中心とした日本企業の更なるグローバル競争力強化に向けて、経済産業省は、「グローバル競争力強化に向けたCX研究会」を2023年12月より開催し、経営戦略の専門家や企業の変革を実務として担うCxO等の方々とともに、グローバル展開を進めている日本企業が置かれている現状分析と課題の特定、具体的な打ち手についての検討を行い、今回、報告書としてとりまとめました。
この15年ほどの間に製造業を中心とした日本企業のグローバル化は急速に拡大し、その結果、収益は過去最高を更新する一方で、利益率では依然として米欧企業に劣後する状況が続いている。日本を中心とした従来型の経営は、自ら生み出したその変化に追いつけていないのではないか——そのような問題意識から、経済産業省は昨年12月に「グローバル競争力強化に向けたCX研究会」を立ち上げました。
1. 趣旨
CX研究会では、企業がグローバルに戦っていくため、コーポレートとして目指すべき姿とは何かという観点から、経営戦略の専門家や企業の変革を実務として担うCxO(Chief x Officer)等の方々とともに、ファイナンス、HR、デジタル、そしてグローバル経営を実行するための組織の在り方について議論してきました。
今度は『CX(Corporate Transformation)』と『CxO(Chief x Officer)』ですか…。
特に「CxO等の方々」とあるんですが、『CxO』は初耳かなって思ったら、『CEO』とか『CDO』の真ん中の文字を「x」で表しているんですね。
うん、勉強になりました。
そこで、委員等名簿の8人を調べてみると…
- 日置圭介さん:シニアエグゼクティブ
- 関灘茂さん:代表、シニアパートナー
- 青山朝子さん:マネージングディレクター
- 玉置肇さん:CIO
- 小野真吾さん:部長
- 橋本勝則さん:特任教授
- 小和瀬浩之さん:CIO
- 横田貴之さん:エグゼクティブオフィサー
あれれ、『CxO』は『CIO』だけじゃん。
https://bizzine.jp/person/detail/1130
re-Designare LLC代表の日置圭介さんが『CEO』でいらっしゃるのかな?
●グローバル競争時代に求められるコーポレート・トランスフォーメーション
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/global_cx/pdf/20240603_1.pdf
こちらは88ページにもなる大作です。
これを読み切るのは、結構大変ですよー。
私はまだ熟読には至っていないのですが、「パーパス」(目標でよくね?)の策定や、デジタル化による業務プロセスの可視化などが挙げられていました。
そして、文末には「最後に、本研究会ではCXの必要性を説き、これを通じて我が国企業の稼ぐ力、すなわち“遠心力”を高めるための方策について議論し、とりまとめた」とあります。
うーん、よくある「稼ぐ力」が出てきました。
私は個人的に、「稼ぐ力」には大反対なんです。
なぜかといいますと、「企業を稼がせることで法人税収を増やし、その税金によって経済産業省以外の省庁が好きなことをやりたい」という、非常にうがった考えを持っているためです。
私だけなんでしょうけど、「稼ぐ力」=「奴隷」というのが、どうしても頭に浮かんでしまうんです。
まあ、違えばそれでいいんですけどね。
※GPT-4oより引用
法人税(企業から徴収される税金)は、国や地方自治体の一般財源に組み込まれ、さまざまな公共サービスやインフラストラクチャーの提供に使われます。具体的には、以下のような用途があります:
公共インフラの整備:道路、橋、空港、港湾などの建設や維持管理。
教育:学校の運営費用、教職員の給与、教育設備の充実。
医療・福祉:病院やクリニックの運営、公的医療保険の補助、福祉施設の整備。
防衛:自衛隊の運営費用、防衛装備品の購入や整備。
治安維持:警察や消防の運営、刑務所の管理。
行政サービス:国や地方自治体の公務員の給与、行政機関の運営費用。
環境保護:自然保護活動、環境汚染対策、再生可能エネルギーの促進。
これらの使い道により、法人税は社会全体のインフラやサービスの充実に貢献し、地域社会の発展と国民の生活の質向上に寄与しています。