日本人に「改革」は無理?育て方って自分を超えさせることじゃね?
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0785bf625e846d0d7462871c0f1f0600bd2f2ae
「最近の新人社員は」「今どきの若者といったら」......。こんな世代論で若手社員たちとの接し方を片付けていませんか?
次世代のキャリアを研究するリクルートワークス研究所の古屋星斗さんは、「若者以上に変わったのは、ゆるくなった職場では」と指摘します。
(中略)
――職場がゆるくなった半面、面倒を一生見てもらう場でもなくなったのですね。
古屋:結果として、若者は「自分は他の職場や会社でも活躍できるのか」という不安を抱えざるを得なくなりました。
一方、単に不安にさいなまれるだけでなく、こうした葛藤や焦りをバネに変えて、動き出す人たちもいます。職場で生まれた余白の時間を使い、副業をしたり、自分の会社を持ったり、また社会人大学院に通ったりする動きが加速しています。
「ゆるい職場」に代表される若者のキャリアに対する意識変化は、不可逆です。今後さらに加速することはあっても、もう元には戻らないでしょう。
こうした変化を前提とした社員育成、私は「育て方改革」と呼んでいますが、これが必要になるのではないかと考えています。
うーん、いまだに「最近の新人社員は」とか「今どきの若者といったら」とかって言葉を使う人がいるんですねー。
いまさらですけど、自分だって過去はそうだったんだから、絶対に口に出せないはずなんですけどねー。
「改革」といえば、あんなに大騒ぎした「働き方改革」は、毎日の超満員の通勤電車で明らかなとおり、リモートワーク(テレワーク)にしろなんにしろ、なんだかなかったかのようになっているのが実情です。
https://type.jp/et/feature/25960/
そんな中、あらたな「改革」をいくら旗印に掲げても、「働き方改革」同様に、毎度のただの「アリバイ作り」に終わってしまうような気がしてなりません。
その理由は、日本の「改革」って、たいていがただの「変化」だけで満足しちゃっているからです。
なんたら計画とかなんたらプランなどを、パワポとかで必死に作って、それができたら「おーしまい」で、なんら数値的な評価もしないっていう、なんとも情けないパターンです(そもそもKGI=Key Goal IndicatorやKPI=Key Performance Indicatorがない)。
『DX』(Digital Transformation、デジタル技術が人間の生活のすべての側面に引き起こす変化)も同様で、ただただ「デジタライゼーション(デジタル化)したらおしまい」っていうケースが、なんとも悲しいことですが、あまりにも目立っていますよね。
で、「育て方改革」ってやつについてです。
そもそも、人の「育て方」とはなんなのか?
※GPT-4oより引用
人の育て方にはいくつかの重要な要素があります。以下にその基本的なポイントを挙げます:
1. 愛情と信頼:
安心できる環境を提供し、愛情をもって接することで、子どもや部下は自信を持ちやすくなります。信頼関係を築くことで、互いに尊重し合う関係を育むことができます。
2. コミュニケーション:
オープンで誠実なコミュニケーションを心掛けることで、相手の考えや感情を理解しやすくなります。フィードバックを与える際は、建設的で具体的なアドバイスを提供することが重要です。
3. 教育と学習の機会:
知識やスキルを習得するための適切な教育を提供することが大切です。自主性を尊重し、自ら学ぶ意欲を引き出す工夫が求められます。
4. 目標設定と挑戦:
明確な目標を設定し、達成に向けた挑戦を促すことで、成長意欲を高めることができます。達成感を味わう経験を通じて、自己肯定感を育むことができます。
5. サポートと励まし:
困難に直面した時には、サポートを惜しまないことが重要です。努力や成果を認め、適切な励ましを与えることで、モチベーションを維持できます。
6. 模範となる行動:
自らが手本となる行動を示すことで、相手に良い影響を与えることができます。一貫性のある行動や態度を保つことが信頼を築く鍵となります。
7. 柔軟性と適応力:
変化する状況に対応できる柔軟性を持つことが大切です。相手の成長段階や個性に合わせてアプローチを変えることが効果的です。
これらのポイントを意識して人を育てることで、相手の成長をサポートし、共に良い関係を築くことができるでしょう。
- 愛情をもって接する
- オープンで誠実なコミュニケーション
- 自主性を尊重し、自ら学ぶ意欲を引き出す工夫
- 努力や成果を認め、適切な励ましを与える
- 自らが手本となる行動を示す
- 変化する状況に対応できる柔軟性を持つ
たとえば、部下を指導する際のことですが、「●●くんはすごいねー」「●●くん、次もこのとおりにやってね」といったことを言う人が増えています。
これ、その場は和んでいいのかもしれませんが、●●くんの将来にとっては、まさに『最悪の指導』ですからね。
いかがでしょうか?
こういうのって、「自主性」をまったく無視しておりますし、人の「育て方」としてはサイテーだと思います。
誰から見てもすげーわかりやすい、ただの「自己満足」でしかありません。
翻って、格闘技やスポーツ選手の親やトレーナーの方々は、自分を超えさせることを目標にしている方が多くないですかね?
もちろん詳しいことは存じておりませんが、那須川天心選手、井上尚弥選手、イチロー選手、浜口京子選手…。
子どもと親だけでなく、仕事においても、人の「育て方」は基本、そうあるべきだと強く思うんです。
でもねー、なぜかわかりませんけど、自分を超えさせないように超えさせないようにする人が、世の中には本当に多いんです。
ですから、わざわざ「育て方改革」などと言わずに、ただただ、
自分を超えさせろ!
でよくないっすかね?
「働き方改革」では、「がんばるな、ニッポン」がバズりましたしね。
♪時を超えろ 空を駆けろ この星のため 熱く燃やせ 涙 流せ 明日という日に♪
以上になります。