いま気になってること

投票の棄権を批判するのって筋違いなんじゃないんですかねー?

※アプリ「Ameba」におけるYouTubeの動画挿入で「予期せぬエラー」が発生しているため、URLのペーストで動画を挿入しておりますヾ(_ _。)


  投票の棄権の怖さ?

https://www.chunichi.co.jp/article/851455

静岡大で政治学を学ぶ大学生が、選挙啓発のための動画を作成し、動画投稿サイト「ユーチューブ」の静岡市のチャンネルで公開した。とある学校の学級委員長の選挙で、ほとんどの生徒が投票せず、当選した委員長が過激な改革を始めるという内容だ。投票権を放棄する怖さを直接的に表現している。

人文社会科学部の井柳美紀教授のゼミに所属する2、3年生14人がシナリオを考え、演劇部の学生とともに演じた。

動画では学級委員長選挙で候補者が「勉強してほしいので宿題を2倍にする」「保健係と給食係が似ているので一緒にする」と主張。お面を被った無関心な生徒たちはスピーチを聞かず、12人のうち2人しか投票しなかった...

とても素晴らしい試みだと思います。

ただね、こういうことは今の日本では起こり得ないパターンだと思います。

だって、国会中継を見ていただければわかるとおり、内容はともかく、常に野党は与党を質問責めにしていますからね。


  衆院3補選における最低投票率

https://ameblo.jp/orokadaneningenwa/entry-12850178598.html

問題は、どうして投票率は低くなってしまうのかということです。

たとえば、日本の最高の投票率は、約30年も前の1996年の衆議院総選挙で77.2%でした。

この時は、社会党の村山富市党首が首相の頃で、ほとんどの方がもう忘れておられると思いますが、経済の停滞や雇用不安などの社会的な問題が深刻化しており、村山政権に対する不満が高まっていたんです。

で、そういう社会的な背景とは別に、「みんなが投票するんだから私も投票しなくっちゃ」っていうようなとても情けない動機が、少なからずもあったはずです。

こういう人間の「右へ倣え」的な行動は、今となーにも変わっていません。

ですから、今回の衆院3補選の投票率が低かった大きな原因は、自民派閥による政治資金規正法違反事件や、江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件などにより、「投票したって何も変わらない」というような、しらけた雰囲気に流されただけだという可能性が、非常に高いと思うのです。


  投票の棄権を批判してどうするの?

ネットニュースのコメント欄などを見ていると、「投票を棄権している人たち」に対する批判がものすごいんです。

まるで「人間失格」だとでもいうほど、権利放棄の問題性を指摘なされています。

これって、「子持ち様批判」における「権威主義的パターナリズム」と同じことですからね。

https://ameblo.jp/orokadaneningenwa/entry-12849938309.html

とにもかくにも、誰にもでもいいから投票すればいいって問題じゃないのぐらい、少し考えればわかりますよね。

冒頭の静岡大のケースで考えてみてください。

「勉強してほしいので宿題を2倍にする」と主張する立候補者Aさんには舎弟が複数名いて(組織票に相当)、Aさん以外に投票したいと思えるような生徒がほかにまったくいなかったら(いじめられてるとか)、棄権するに決まっているじゃないですか。

Aさん以外に投票しなかったら、まあ特定されることはないでしょうけど、「てめーらのせいで落選したんだよ」とかってなっちゃって、誰彼かまわずボコボコにされるかもしれません。

日本の選挙制度でこのようなことが発生することはないとは思いますが、閉鎖的なムラだったら可能性は非常に高そうですよね。

そして、次のことが一番の問題です。

立候補者のことなどマジで何も知らず、選挙公報を読むこともせず、家族でおでかけ気分で投票所に行って、掲示板に貼ってある立候補者の顔を見て、「この人良さそう」ってだけで投票しちゃっている人が、日本には腐るほどいるんです。

こんな無責任な投票をした人と、棄権を比較した人を比べた場合、どちらを批判すべきなんでしょうかね?

これも、冒頭の静岡大のケースで考えれば簡単です。

イケメンや可愛い立候補者がいたら、きっとその人が楽勝で当選しちゃうんじゃないですか?www

だから、棄権を批判するのは、お門違いなんです。


  投票率アップのためにやるべきこと

ですので、とにもかくにも、投票率を上げるためには、立候補者と国民の距離を縮めるしかないんです。

政治家になりたい人たちが言っていることが、本当なのかどうかを我々は判断しなきゃならないんです。

なのに、やっていることといえば、昭和の頃(1950年代)と何も変わってないという情けなさ。

https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/vote/poster/garally2023/

標語を見るたびに、それってなーんの意味もないことばかりですから、マジで子どもたちがかわいそう過ぎて、涙が出てきます。

https://ameblo.jp/orokadaneningenwa/entry-12848065621.html

デジタル・イノベーショングループ」が頭角を表してくれば、確実に立候補者と国民の距離は縮まるもののと思われますので、私はそうなることを心から期待しています。

あと、選挙ポスターとか、選挙カーとか、そういうのにお金をかけるのも、今すぐにやめてください。

正直な話、まったくのお金の無駄遣いでしかないんで。

そして、そんなくだらねーことをきっかけで投票する人なんて、ほとんどいないでしょうし、もしもそんなんで投票されたら他の国民が困るだけです。

確実に、「デジタル・イノベーショングループ」は、そんな「愚か」で無駄なことはしないはずです。

「旧態依然」「前例踏襲」なんてもん、これからの世の中に絶対にいらねーんでね。


♪戦うことを諦めちゃ いやしないぜ 戦ってきたからこそ 今があるのさ♪


以上になります。


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