そんなアホな！
放送法改正案はサラッと決めていいことではない
※アプリ「Ameba」におけるYouTubeの動画挿入で「予期せぬエラー」が発生しているため、URLのペーストで動画を挿入しておりますヾ(_ _。）
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240425/k10014433061000.html
インターネットを通じた番組などの提供をNHKの必須業務にすることなどを柱とする放送法の改正案が、衆議院総務委員会で賛成多数で可決されました。
放送法の改正案は、NHKの放送番組が社会生活に必要不可欠な情報として、テレビを持たない人にも継続的かつ安定的に提供される必要があるとして、インターネットを通じた同時配信と見逃し配信、それに番組関連情報の配信を必須業務にするとしています。
このうち、ニュース記事の文字情報をはじめとする番組関連情報は、番組と密接に関連があり、番組の編集上必要な資料に限定するとしています。
費用負担については、受信料を支払っている人は、追加の負担なく利用できるとしています。
一方で、スマートフォンやパソコンなどを持っているだけでは負担の対象とせず、公平負担の観点から、インターネットを通じてサービスが受けられる環境にあり、例えばアプリのダウンロードやIDの取得などを行って、配信を受け始めた人を対象にするとしています。
はー(꒪⌓꒪ )
NHKの将来がかかっている放送法の改正については知っていましたが、こんなにサラッと委員会で賛成多数により可決されるとは、思ってもいませんでした。
至極単純なことでして、たとえば「NHKの放送番組が社会生活に必要不可欠な情報」だと感じている国民は、どのぐらいいるんでしょうかね？
それが過半数を超えているのであれば、まあしょうがないかなとは思えますけど、おそらく多くても1割程度だと思います。
●放送法の一部を改正する法律案の概要
https://www.soumu.go.jp/main_content/000931159.pdf
NHKの放送番組をテレビ等の放送の受信設備を設置しない者に対しても継続的かつ安定的に提供するため、インターネットを通じて放送番組等の配信を行う業務をNHKの必須業務とするとともに、民間放送事業者が行う放送の難視聴解消措置に対するNHKの協力義務を強化する等の措置を講ずる。
はい、明らかにおかしい条文です。
「受信設備を設置しない者」は、自分の意思でそうしているのです。
Internetの普及により、それでも困らないと思っているためです。
ですから、どんな時に「NHKの放送番組が必要なのか」を明らかにしない限り、到底受け入れられる内容ではありません。
また、「難視聴解消措置」が取ってつけた感じなんですが、これも必要なんでしょうかね？
https://www.soumu.go.jp/soutsu/shinetsu/sbt/sisaku/chiiki14/chiiki03-2.html
一般に放送局から遠く離れていることや山間地であるなど地形的条件のため、テレビ放送を良好に受信できない状況を辺地（地形）難視聴といいます。
難視聴地域を解消し、だれでもが最低限の情報を享受できるようにし、地域間における情報格差を是正することを目的とします。
なるほどね。
この「難視聴解消措置」と並行して放送法を改正することで、「NHKの放送番組が社会生活に必要不可欠な情報」であることを、正当化しようとしている感がハンパないです。
では、災害時に絶対に必要なのは、テレビ放送？携帯電話網？Internet？
はいっ、テレビ放送は間違いなく第3位だと思います。
だって、テレビ放送は基本的には一方通行であり、携帯電話網やInternetのようにインタラクティブじゃありません。
ですから、「難視聴解消措置」などではなく、携帯電話網とInternetの整備を一刻も早く進めてください。
ただそれだけです。
あらためて、放送法の改正は不要だと思います。
衆議院総務委員会（古屋範子委員長）の国民に選ばれた国会議員の方々（唯一反対した共産党も）には、賛成・反対した根拠に対するアカウンタビリティーがあるんじゃないですかねー（隠しているの？）。
そういうことが普通になされないと、どんな方なのかがまったくわかりませんので、絶対に投票できやせん。
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_iinkai.nsf/html/iinkai/iin_j0020.htm
♪隠す心 声は届かない ねえ 教えてくれ 幸せに見えるの♪
以上になります。
