AIによって「自滅の可視化」が急進
子どものやる気を奪わないで!
https://forbesjapan.com/articles/detail/70284
米アラバマ大学アメリカンフットボール部を長年率いた偉大なヘッドコーチのニック・セイバンは、かつてこう語った。
「人生には2種類の苦痛がある。自己規律の苦痛と、失望の苦痛だ。前者に対処できるのであれば、後者に対処できないことは決してないだろう」
これは、心にとめておくべき発言だ。
なぜなら、AI(人工知能)の能力のおかげで、私たち人間は、ある種の行動や学習が不要となり、それらから解放されつつある。
そして、AIを批判する人々は、AIによるそうした影響から教育を守ろうとして、防止策を求めているからだ。
そうした動きに伴って、ChatGPTなどを使って論文を書いて提出する学生を「捕捉する」ソフトウェアも開発されつつある。
なかには、完全に諦めた人もいる。
弁護士でエンジニアでもあるウィルソン・ツーが、2024年4月はじめに『The Hill』に寄稿した文章を例にとろう。
「AIは高等教育を破壊している」とツーは断言する。
なぜなら、「圧倒的多数の学生」が、「これまでに考案されたなかで、最も安価かつ簡単に手抜きができる方法」を利用しているからだという。
(中略)
「圧倒的多数の学生」がAIを使って手を抜いているという、その自信に満ちた主張は、大学生たちのことというより、むしろ高等教育自体について多くを語っている。
AIが高等教育を破壊しているのではない。
AIが幅広く利用されているのだとすれば、それは、「(本当の意味での)高等教育が自滅していること」を、より現実的に示しているのだ。
ForbesとRealClearMarkets.comの編集者であるJohn Tamnyさんによる記事ですが、まったくもって同感です。
とにもかくにも、AIを批判している人たちの気持ちが、私にはまったく理解できないのです。
AIから教育を守るための防止策というものに、いったいどんなメリットがあるというのでしょうか?
ただただ、「いままでと同じ」にしたいという、大人の「愚かなワガママ」にしか感じられません。
この記事での指摘のとおり、人間は本気になってやっていることに対して、とてもストイックになるんです。
AIを活用することで、「朝廷の虫(64)を殺(5)して大化の改新(645年)」のような、将来的にほとんど役に立たないであろうことを、わざわざ暗記するなんてのに時間を割く必要がないのですよ。
もしも、子どもが「AIを使って大好きなことを極めたい」と訴えてきても、それを拒むというのでしょうか?
たとえが幼稚で恐縮ですが、「車は危ないから運転するな」とか「繁華街は危ないから遊びに行くな」などと言っているのと、まったく同じことですからね。
そういう、人間にとって非常に大切な「やる気」から、逆に子どもたちを遠ざけることになるということに、AIを批判する方々はどうかどうか気付いください。
そして、「自己保身」という「愚か」なことのためだけに、子どものやる気を奪わないでください_|\○_オネガイシヤァァァァァス!!
♪犯した罪の数が 寂しさを物語ってんだよ そしたら大人はソレ見て 全てを悪く言うんだろ? 言えない見えない見たくもなくない? だから飛べるはずない しょうがないっちゃしょうがないけど 本当はそうじゃない♪
以上になります。