資料に図表はもういらなくないですか?(短い動画がいいな)
NTTは2024年4月11日、図表を含む文書を視覚的に読み取り、文章に要約することなどが可能になる生成AIの新技術を確立したと発表した。企業の事務処理での活用を想定しており、生成AIの基盤技術で企業向けに提供している大規模言語モデル「tsuzumi」に機能を追加することを目指す。
NTTが確立したのは、「視覚読解」という技術。AIに図表などを含む文書を読み取らせると、利用者が文字入力した指示に従って要約を作成したり、数字などの必要な情報を抜き出したりすることができる。
図表の多い発表資料の文章への変換や、タクシー代や会食費の領収書を基に、AIが経費精算の入力をすることも可能になるという。
https://www.rd.ntt/research/LLM_tsuzumi.html
このNTTによる生成AIの新技術「視覚読解」は、よくあるプレゼン資料のデジタルデータ化などに、おそらく役に立ちそうな感じがしています(違うかもしれません)。
しかし、そもそもなのですが、資料に図表を使う必要自体がないと、私は思うのです。
https://diamond.jp/articles/-/298547
端的にいうと、パワポによるプレゼンでは、平凡なアイデアが立派に見えてしまったり、聞き手を「わかった気」にさせるだけで、メッセージが記憶に残りにくいといった問題がありました。
そこで、会議で使う資料はパワポより叙述形式の文章でしっかり書き込んだほうがいいだろうということになったんです。叙述形式で書けば、発表者の意図を十分に説明できますし、受け手が誰であれ、メッセージの受け取り方に大きな齟齬が出ません。
また、その「叙述形式の資料」の分量は6ページに収めるという決まりもできました。当初は何十ページもの膨大な資料を出してくるチームもあったようですが、会議の場で一気に読めるようにと、このページ数に収まりました。
こちらのAmazonのCEOであるジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)さんの「パワポの禁止」が、とても説得力があるからです。
アイデアを敢えて立派に見せること自体、無駄なんじゃないですかね。
それに騙されちゃうと、実際に動き出してからが、それはそれは悲惨なことが起きてしまいますからね。
やっぱ、嘘=騙しってのは、どんな時でもあかんです。
♪嘘を 気づかなきゃ…許せれば…信じれば… あの頃のままだったかな?
以上になります。