#DX
DXを推進するなら『以下「〇〇〇」という。 』等の省略のクセをやめなきゃダメですよ!

  『以下「〇〇〇」という。 』が不要な理由

皆さんご存じのとおり、法律では必ず『以下「〇〇〇」という。 』という表現が用いられています。
その理由は、ひとつの文章に同じ単語が出てくる場合、省略した方が効率的だってことなんですけど、『DX』(Digital Transformation、デジタル技術が人間の生活のすべての側面に引き起こす変化)ではこんなの、まったく役に立ちません。
DXではAIを主に使うことが多くなりますが、その基本は、ChatGPTの動作を見ていれば一目瞭然なとおり、『検索』なんです。
https://apps.apple.com/jp/app/chatgpt/id6448311069

ですから、先ほどの法律での省略や、他ですと、たとえば「田中太郎」さんを二度目以降で「田中」に省略しちゃいますと、検索ワードが「太郎」だった場合、「田中」を含んでいる段落はヒットしなくなっちゃうんです。

あと、「昨日」「今日」「明日」という言葉も、省略ではありませんが同様で、検索ワードが年月日では絶対にヒットしません。
まあ、BERTなどのNLP(Natural Language Processing、自然言語処理)などでなんとかなりはしますが、そんなことに並列処理が得意なGPUのパワーを使うのは無駄の極みです。
わかっていただけますよね?

  オープンデータが役立たずになってしまう

特に、台湾のデジタル担当大臣であるオードリー・タンさんが、コロナ禍で有効活用した『オープンデータ』において、『提供価値』をしっかりと考えず、上記のような省略が使われちゃうと、いくら公開しても「ただの役立たず」「ただのアリバイ作り」になってしまうんです。
「最初に出てきた省略していない表現で全文がヒットするんだから問題ない」という方がいらっしゃいますが、それも大きな勘違いです。
だって、いまや新たな情報を得るために主に用いているツールは、「TikTok」の時代ですよ。
イコール、Z世代・デジタルネイティブは、知りたい情報の全文なんてのを、最初から読むことはまずあり得ないんです。
だから、まずはユーザーが望んでいる段落だけを、間違いなくヒットさせる必要があるんです。
そういうことに、気付いてない人がほとんどなのは、いったいなぜなのでしょう?

  省略も色気狂いも無駄

今はPCでもスマートフォンでも、簡単にコピー&ペースト(コピペ)できちゃうんですから、わざわざ省略する必要なんてのは、まったくありません。
ということで、デジタルデータにおける省略はまったく意味がないので、今すぐやめましょう_|\○_オネガイシヤァァァァァス!!
あ、プレゼン資料の色気狂いとかも、レベルとしてはまったく同じことですので、やめときましょうね。

以上になります。