マイナンバーカード問題
デジタルを理解できない人が関わってはダメ!
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b40809b080e2864eab0fb126c91245f584e8fca
「国民の不安払拭のための措置を踏まえ、予定通り、現行の健康保険証の発行を来年秋に終了する」──。12月12日のマイナンバー情報総点検本部の会合で岸田首相はそう語った。しかし、総点検後の共同通信の世論調査では、来年秋の健康保険証廃止について、撤回と延期を求める回答が7割を超える。マイナンバーの問題を指摘してきた自治体情報政策研究所代表の黒田充氏が、上からの「デジタル化」を徹底的に批判する。
(中略)
──トラブルは収まりませんか。
保団連(全国保険医団体連合会)はマイナ保険証の医療現場のトラブルについて、顔認証のエラー、負担割合の間違い、資格情報の無効表示などいくつも指摘しています。しかし、そうした指摘に対して、総点検では事実かどうかの調査もしていません。河野デジタル相はうまくいっている現場を視察するだけで、トラブルが多発している多くの現場には足を運ばない。これではトラブルの芽を摘んだことにはなりません。
──河野大臣は「世の中ゼロリスクはない」と発言しました。
とりあえず走り出し、不具合があれば修正すればよいとするアジャイルガバナンスという考え方でデジタル化を進めています。間違いやトラブルは織り込み済みなのです。
マイナンバーカード
みなさまは『マイナンバーカード』を、すでにお持ちでいらっしゃいますか?
https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/kofujokyo.html
上記によると、2023年12月24日時点のマイナンバーカード交付率は約77.6%になっています。
マイナンバーカードを持っている方の方が多くなっていますから、推進派の方々は鼻高々ですかねwww
私は超お恥ずかしいのですが、「3万円のマイナポイント(PayPay)が付く」というだけの理由で、マイナンバーカードを作りました。
たしかに便利なカードでして、確定申告における医療費控除なんかは、マジでめちゃくちゃ簡単になりました。
ただね、「なんでもかんでもマイナンバーカード」には、まだ今のテクノロジーやヒューマンパワーでは、ちょっと無理があるんじゃないのかなーと思います。
「もしも紛失したらどうなっちゃうの?」とか、「もしも悪用されたらどうすればいいの?」とか、国民が理解できていない点が腐るほどありますからね。
マイナンバーカードを紛失したら、急病になっても病院にかかれない(本人確認できないとか全額実費払いとか)なんてこと、絶対にあり得ませんから。
アジャイルガバナンスってなに?
冒頭の記事では、『アジャイルガバナンス』が悪者扱いされていますが、それは大きな間違いです。
『DX』(Digital Transformation、デジタル技術が人間の生活のすべての側面に引き起こす変化)を『デジタライゼーション』と勘違いしているのと、同じレベルの『愚か』な誤りです。
※ChatGPT Plus(GPT-4)より引用
ね、とっても大切な「ステークホルダーとの継続的なコラボレーションを重視」なんてこと、まったくしてませんからね。アジャイルガバナンスは、組織やプロジェクトの管理にアジャイル原則を適用するアプローチです。伝統的なガバナンスモデルが計画と制御に重点を置くのに対し、アジャイルガバナンスは柔軟性、反復的な進化、ステークホルダーとの継続的なコラボレーションを重視します。
このアプローチの主な特徴は以下の通りです:
1. 柔軟性と適応性: 変化する市場やプロジェクト要件に迅速に対応する能力。
2. 継続的なフィードバックと改善: ステークホルダーからの定期的なフィードバックを取り入れ、プロジェクトを継続的に調整し改善します。
3. 透明性: プロセスや成果に関する透明性を高めることで、全ての関係者が情報を共有し、協力できるようにします。
4. 分散型意思決定: 権限をチームメンバーに分散し、迅速な意思決定を促進します。
アジャイルガバナンスは特にソフトウェア開発プロジェクトで人気がありますが、他の業界やプロジェクト管理領域にも適用されています。このアプローチは、迅速な変化と複雑さが高い環境で特に有効です。
デジタルを理解することの重要性
コロナ禍で実行力を発揮なされた台湾のデジタル担当大臣をのオードリー・タン(唐鳳)さんや、ヤフー株式会社の代表取締役社長だった東京都の宮坂学副知事さんなどは、デジタルのことをものすごく深く理解なされているんだと思います。
対して、冒頭の記事にある河野太郎デジタル相などの、デジタルへの理解度はどうなんでしょうね?
「現場に足を運ばない」時点で、私は終わっていると強く思います。
たとえば、システムにおけるなんらかの問題解決のために、SIerから「3,000万円かかります」と言われたとします。
その費用の詳細というものは、ソースの内容を確認するか、現場に行くかなどでしか、わかりません。
おそらく、そんなことは、一切していないものと思われます。
「大臣がそんなことしている暇はない」ってことなんでしょうが、だったら、前述のオードリーさんや宮坂さんのような、信頼できる腹心にやらせればいいだけです。
それすら、やっていないようですからね。
デジタルの理解度がない人の特徴
日常生活の中で、「デジタル化を進める」などと言う人がいたら、以下の各項目を必ず確認してください。
もしも、一つでも該当するようであれば、その人に対して反論 or 無視が必須です!
- WordやPowerPointの文書において、全角半角スペースを多用している([オプション]→[表示]→[常に画面に表示する編集記号]で目に見える形にできます)。
- WordやPowerPointの文書において、「プロパティ」で設定すべき文字列の配置について、改行で行っている。
- Excelファイルの拡張子が「xlsm」になっており、そのVBAのソースに「For〜Next」や「Do〜Loop」の記述がない。
結構いるんですよ、こういう『愚か』で『情けない』人がね。
「てめーはなにを偉そうにしてんだよ!」とのお叱りは承知のうえでして、『愚か』で『情けない』と言い切るには、明確な理由があるんです。
だって、上記のようなことをしていれば、それが『非効率』だということに、もちろん気付くはずです。
そんなことにも気付かないなら、そもそも人間として終わっています。
そして、『非効率』だと少しでも思ったのであれば、その解決策をすぐ、誰かに聞かなければなりません。
私は、特にデジタルに詳しいわけではないので、必ずそうしています。
でも、そういう人っていうのは、そんな当たり前のことを、なぜかやらないんですよね。
おそらく、その理由ってのは、本当につまらない『プライド』だけです。
そんなもの、この社会において、何の役にも立たないんです。
そして、そういうデジタルを理解できない人が『DX』や『デジタライゼーション』に関わっちゃ絶対にダメだってことは、誰の目から見ても明白ですよね。
最後に
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea7b151a8f4f314a067a7dc1c493917771e6ee4e
「日本では、2021年5月、改正地球温暖化対策推進法が成立しました。『2050年までの脱炭素社会の実現』を基本理念として、同年10月に閣議決定された『エネルギー基本計画』では、2030年度の電源構成として再エネ導入目標を36~38%としています。
そのうち太陽光は14~16%とされていることから、官民一体となって太陽光パネルの設置を勧奨してきました。
ところが、太陽光パネルは破損しても感電の可能性があり、またゴミとして処理するのもたいへんなので、『X』には《こういうのを見ると自宅屋根には付けない方が良さそうだな》《災害時、太陽光パネルがどれだけ危険かわかるな》などの書き込みが目立っています」(経済担当記者)
こうした反響が、東京都の小池百合子知事が高らかに打ち出した「屋根が発電するのが当たり前という機運を醸成したい」という施策にも飛び火している。
デジタルとはまったく無関係ですが、こういう考え方にも、似たような恐ろしさを感じます。
一度決めたことは、なにがなんでもやり切ろうとすることほど、『愚か』なことはありません。
♪隠してきた数が赤信号を あらわしてんだよ ウソは泥棒の始まり? はたまた悲しさの始まり?♪
以上になります。