映画『子宮に沈める』を観て感じたこと
一人っきりはやっぱりダメです

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2人の子を抱えたまま離婚した女性。経済的苦難から生活は次第に荒れていき、彼女は家に帰らなくなる。温かかった家庭、幸福だった人生。急転直下の末に深い孤独と不安に追い詰められた彼女は、現実から目を背け、凄惨な悲劇を子供たちに強いてしまう。

昨日(2023年11月28日)、映画『子宮に沈める』(2013年11月9日公開)を娘と2人で観ました。

なかなか難しい映画です。

観た後で調べたのですが、2010年に起こった「大阪二児放置死事件(大阪二児置き去り死事件)」(母親の育児放棄によって3歳の女児と1歳9か月の男児が餓死した事件)がモデルになっているそうです。

ただ、実際の事件と映画の内容は異なっており、実際の離婚の原因は、父親が出て行ったことではなく、母親の浮気と借金が原因だったそうです。

さらに、実際の母親による育児放棄は、離婚の直後から始まったそうです(映画でもそうですけど)。

ただ、この母親も幼少期には、実母からネグレクト(児童虐待)を受けるなどのことがあったそうです。

うむむ、観る前に調べておくべきでしたヾ(_ _。)ハンセイ…


とにかく、観ている途中から、「この映画は何を伝えたいんだ?」という言葉を、娘と繰り返していました。

映像のほとんどが、伊澤恵美子さん演じる母親よりも、育児放棄されてからの幼児2人(実の姉弟である土屋希乃さんと土屋瑛輝さん)の姿なのです。

ずっと「こんなのどうやって撮影したんだ?」と感じるほど、その姿は非常にリアルでした。


私が、映画『子宮に沈める』を観て感じたことは、以下になります。

  • 一人っきりでの子育ては、あまりにもつら過ぎるということ(児童相談所などに行くべきだったけど行けなかったんだと思う)
  • 母親に浮気や借金という原因があったとしても、幼児2人の扶養義務を放棄した父親に対して、母親と同様の制裁が必要だということ
  • 母親の幼少期にネグレクトを受けさせた実母や実父に対しても、なんらかの制裁が必要だということ
  • 母親に関わっていた友人(とはとても言えないほどクソムシ)や、幼児がいる家に出入りしていた男たちに対しても、なんらかの制裁が必要だということ
  • 幼児2人は必死に必死に必死に、ものすごく頑張っていたのに、殺されてしまったということが悲し過ぎるということ
  • 幼児を演じた2人の将来が、ものすごく心配であること
  • このようなこと(もっと悲惨なこと)が、現実社会においては、いろんなところで起きているということ

だから、「今の自分に何ができるのか?」と、問うてみるわけですが、非常に難しいことです。

ただ、これだけは、はっきりと言えます。

子どもに責任はないんだよ!

♪正しさを主張するだけじゃ「答」じゃないんだ♪

以上になります。