許せない行動

医者のせいで『人間不信』になった(フィクション風)


私は数年前に、医者やその関係者による、あまりにも人間として酷い「許せない行動」により、『人間不信』になりました。

それは、残念ながら、今でも変わっていません。

以下、その当時のことについて、個人情報ダダ漏れになっちまいますから、一部フィクション風にして、お示しさせていただきます。


※身勝手で失礼過ぎるのは重々承知しておりますが、痛み止めも打たずに多臓器不全により41歳の若さで死去した山本“KID”徳郁さんに捧げます。


  登場人物

  • 太郎(花子の彼氏)
  • 花子(太郎の彼女)
  • 山本医師(精神科医)
  • 木村医師(麻酔科医)
  • 須藤医師(精神科医)
  • 庄島医師(精神科医)

  序章

太郎は成人してから、急に原因不明の吐き気が継続しました。

そこで太郎は、総合病院でCTやMRIの検査をしてもらったものの、まったく内臓的な異常がないことから、精神科医の受診を勧められました。

精神科を初めて受診した太郎は、精神科医である山本医師から勧められるままに、デパス(抗不安薬)やサイレース(不眠症治療薬)などの薬を飲み続けました。

しかし、そういったむやみな薬の服用による副作用で、太郎は、ひどい過呼吸や痙攣などの症状により、意識障害を頻繁に起こすようになってしまいました。

太郎の彼女である花子は、太郎のことを本当に理解していました。

太郎の意識障害は原因不明のため、救急車を呼んでも治りはしないので、花子はいつも太郎を優しく介抱し続けていました。


  身体中の激痛発症→たらい回し

ちょうど2年前、太郎はさらに原因不明の身体中の激痛、耳鳴り、痺れなどで、ものすごく苦しむことになりました。

それはそれはひどい痛みであり、整形外科に行こうが内科に行こうが、「異常なし」と診断されてしまい、なんの治療もしてくれません。

ですから、太郎は本気で、「死にたい」と思い続けていました。

そこで花子は、救急安心センター「#7119」に電話をかけて相談しました。

しかし、精神疾患は扱っていないとのことで、東京都が運営する医療機関検索サービス「ひまわり」を紹介されました。

花子はすぐに、「ひまわり」に電話をしたのですが、平日の昼間は市役所の保健所対応だと言われました。

それがルールなのでしょうから、花子はしょうがなく、その保健所に電話をしたのですが、新型コロナウイルス感染症対応であまりにも忙しいせいか、話し中でまったくつながりませんでした。

途方に暮れてしまった花子は、太郎の主治医である精神科医の山本医師に電話をかけました。

すると山本医師は、「痛みを取るためならペインクリニックでしょう」と言い、「診てくれるかはわかりません」という無責任極まりない態度で、公立の病院を紹介してきました。

花子は、その公立の病院に電話したのですが、理由も言われずに「新患は受け付けていない」とのことで断られ、別のペインクリニックのある病院を紹介されました。

花子はこの時点で、まさに「たらい回し」とはこのことであり、呆れ果てるとともに、怒りが込み上げていました。

花子はその怒りを抑えながら、公立の病院に紹介された、別の病院に電話しました。

すると、午前11時30分までに受付すれば診察してくれるということになり、太郎と一緒にタクシーで急いで向かいました。


  精神科医による薬の処方は「犯罪』

花子と太郎は、時間ギリギリでその病院に到着し、太郎は、ペインクリニック(麻酔科)の木村医師の診察を受けました。

花子はとにかく、太郎の身体の激痛を取り除いてあげたい一心だったので、モルヒネ系の痛み止めの投与を強く希望しました。

しかし、木村医師からは、「こういった痛みに、麻酔科として投与できる痛み止めはまったく効果がない。予期せぬ副作用と依存症になることが非常に危険なので、絶対に投与することはできない」と明言されてしまいました。

また、太郎が近所の整形外科で痛み止めとして処方されていたトアラセット(慢性疼痛治療剤)について、弱い麻薬であり、そんな薬を処方するのはおかしいとも言われました。

診察の結果、リリカ(疼痛治療剤(神経障害性疼痛・線維筋痛症))と同様の効果があるタリージェ(神経障害性疼痛治療剤)と、ふらつきを抑える漢方薬を、太郎は処方されました。

リリカについては、このことが起こるよりも前に、主治医の山本医師から、精神的な痛みに効くと言われ、太郎に処方されたことがありました。

しかし、太郎はこれを服用すると、まったく歩くこともできないほど、身体全体のふらつきがひどくなってしまうので、飲めなくなったという経緯があったのにです。

一体、精神科医による薬の処方というのは、誰がチェックしているのでしょうか。

ほぼ『犯罪』であると思えてなりません。

総合病院の院長まで務めたことがあるという、主治医の山本医師に至ってはこれまで、頻繁にデパスなどの薬の処方内容を大幅に誤ってきたのです。

これこそ、人間の命をなんとも思っていない証拠だと思います。


  病院からは「何もできません」だけ

話を元に戻します。

太郎は次に、ペインクリニックと同じ病院にある、精神神経科の須藤医師の診察を受けました。

太郎はひどく痛がっており、まともな診察もできず、もがき苦しんでいる状態が続いていましたので、須藤医師は花子に対して、太郎の精神科の病院への入院を勧めてきました。

しかし、太郎を精神科の病院に入院させてしまったら、そこで自殺を図ってしまうか、強制的に拘束されて廃人になってしまうということが、花子にはわかっていました。

そのため、花子は須藤医師による精神科の病院への入院をきっぱりと断りました。

しかし花子は、太郎の激痛をなんとかしてほしいと、須藤医師へ懇願し続けました。

結果、精神科医、麻酔科医、看護師、保健所職員、社会福祉士など、約10人が花子と太郎の前に立ち、「これ以上は何もできません」と、明言されてしまいました。

まったくもって、最悪の結末です。


  『人間不信』による自殺未遂

その後、太郎は再度、精神神経科の須藤医師の診察を受けました。

太郎はこの日、コンビニエンスストアでカッターを2本買ってから、病院に行ったのです。

その目的は、花子と一緒に死ぬためでした。

そして、あまりにも無責任な病院関係者達の目の前で、太郎は花子と2人で、首の頸動脈をカッターで切り合って死ぬつもりでした。

そうすれば、大々的なニュースになり、自分達と同じようなつらい思いをする人が少しでも減るのではないかと、太郎は思ったからです。

しかし、それを行うことはありませんでした。

太郎が生きたいという気持ちを、ほんの少しだけですが、花子に見せたから、花子が太郎を必死に止めたのです。


  精神科や脳神経内科の医療崩壊

その後、花子はInternetでいろいろ検索し、別の都立病院のペインクリニックで、太郎は診察を受けました。

ここでも懲りずに、タリージュを処方されました。

そして、「治るとは限らない」と念を押されたうえで、大学病院を勧められました。

その大学病院の精神・神経科で、太郎が診察を受けたところ、「心因性疼痛」の可能性が高いと言われました。

そして、その「心因性疼痛」の診療経験が豊富だという、国立病院の脳神経内科を紹介されました。

花子は、太郎の主治医である山本医師による診断書をわざわざ取り寄せ、国立病院の脳神経内科に診察を求めたものの、「ここでは何も出来ない」と、診察自体を完全に拒否されました。

ここで花子は、日本の精神科や脳神経内科の医療というものは、完全に崩壊しているということを痛感しました。

何事も縦割りであり、結局は金儲けなんだなと思わされたわけです。


  「心因性疼痛」の専門医でも治癒せず

花子はそれでも、太郎の激痛の治療をあきらめきることができず、国立病院の医事室に相談しました。

その結果、精神科の庄島医師による診察を、太郎は受けられることになりました。

そして、その生島医師は、約2時間もの間、花子と太郎の話を、ほぼ無償で聞いてくれました。

庄島医師は、太郎の気持ちを第一に考えてくれたので、太郎は心を開くことができました。

これまで、病院に行くたびにいつもいつも、絶望感ばかりだったのですが、太郎は庄島医師に対しては、自分自身の全てを話す気になったのです。

とはいえ、いくら庄島医師の診察を受けても、太郎の身体中の激痛や耳鳴りは、残念ながらまったく治る気配すらありませんでした。


  気持ちの変化「夢を叶えたい!」

しかし、太郎自身に、大きな心の変化があったのです。

「悲しいけど医者なんかに頼っても治らない。医者に治してもらえる人たちが本当に羨ましい。でも自分の力で夢をひとつでもいいから叶えたい!」ってね。

太郎は今でも、ずっとひとりで、身体の激痛や耳鳴りと闘い続けています。

そして太郎は、働きたくて働きたくてしょうがないのに、自分が倒れたりして、そのことで人に迷惑をかけてはいけないと思ってしまうため、働くことができないままでいます。

だから、仕事でどんなストレスがあったとしても、働けてる人というのは、働けていることに感謝すべきです。

花子は、自分の無力さを感じながらも、そんな強くなった太郎を、いつも見守り続けています。

♪夢はありますか 言葉にしなくちゃ 叶わないよ♪

太郎と花子はこの曲を聴いて2人で抱き合って号泣しました。

以上になります。

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