自分の子どもに対して、「我慢しなさい」という親の言葉をよく耳にします。
たしかに、『我慢』ということは、人間の人生において必要なことだと思います。
私も、小さな頃から、そして今でも、いろんな『我慢』をしています。
でもさー、『我慢』なんてもんは、本当に必要なんですかねー?
なんとなくでいいんで、イメージができるように、実例(実際の言葉)をいくつか挙げてみます。
- いい学校に入って、いい働き口を見つけて、いい人と結婚して、いい子どもを産んで、いい生活をするために、今は我慢して勉強しなさい。
- 今、努力していれば、将来絶対にいいことがあるんだから、今は我慢しなさい。
- 日本は昔から「郷に入っては郷に従え」なんだし、協調性はすごく大切なんだから、自分のやりたいことは我慢しなさい。
- 人間は見た目が一番大切なんだから、我慢して普通の格好をしなさい。
んんん?
こういうのって、いったいどこが正しいんでしょうかね?
『普通』にして、『自分らしさ』を消せっていうことですよね?
で、『我慢』をしていれば、本当に『いい未来』はあるのでしょうか?
- 不慮の事故に遭ったらどうなりますか?
- 不治の病になったらどうしますか?
そんなこと、誰も保証なんてできないことですよね?
さらに、そういうことを言う人たちに、お聞きします。
自分自身は『我慢』しているのですか?
- 自分の美容や健康などのために、『我慢』なんかしないで、お金を使ってはいませんか?
- 自分の趣味のために、『我慢』なんかしないで、お金を使ってはいませんか?
- 自分のストレス発散のために、『我慢』なんかしないで、飲み会などに行っていませんか?
こういうことを、すべて『我慢』しているのであれば、説得力だけはあるように思います。
でも、ほとんどの人が『我慢』なんかできていませんよね。
だから、人に対して「我慢しなさい」って言葉は、簡単に発してはいけないって思います。
というか、『我慢』するかどうかは、人に言われることなどではなく、自分自身で決めることだと思うんです。
「我慢しなさい」について、私はものすごく『愚か』な発言であると強く思っていますので、絶対に人には言いません。
♪海外ならいいの?そんなの偏見じゃん♪
以上になります。