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 久々の「乗降場」です。その分、今回はレアな所を出します。乗った方は当然ご存じかと思いますが…

 1980年代に入って国鉄民営化の足がかりとして、赤字ローカル線の廃止が行なわれました。この白

糠線は第一次廃止対象線のトップを切って、1983年10月にバス転換されたのです。

 その白糠線に、知る人ぞ知る仮乗降場がありました。それがこの「共栄」です。なぜかと言いますと…

北海道には臨時的、地元に便宜を計った「乗降場」「仮乗降場」が正規の駅以外に存在しました。これら

は北海道内の鉄道管理局扱いのためからか、全国版時刻表には掲載されなかったですが、道内で発行され

た時刻表には表示があったのです。それでも、鉄道ファンからは「幻の駅」のように思われました。

 ところが、この「共栄 仮乗降場」は、二社あった道内版の時刻表にさえ、最後まで掲載されなかった

本物の幻の駅だったのです。当時の私も乗りに行って、往路はこんな乗降場があったのか! とそのまま

やり過ごし、帰路になんとか写真に収めました。(画像 一枚目) 今思うと、驚きの画像です。その後も

いくつかの乗降場を撮影しましたが、見ての通り近くの方なのか?乗るお客がいたのが写っていますね。

駅の向いの国道に車が止まっていて、家族が送って来たようです。ほとんどの乗降場でお客の姿を見る

のは稀でした。なのでこういう風景を見ると、様々な事情があったにせよ、鉄道に対する信頼がまだ失わ

れていなかったのではと思うのです。

 惜しくも、この一年ほど後、白糠線は廃止されました。このお客もそれからは代替の町営バスを利用し

たのでしょうか?

 画像説明
一枚目 車内から写した「共栄 仮乗降場」 隣駅の表示も無いシンプルな駅名板に板張りホームですが
 キチンとした手すりや待合室もありました。二両編成の後ろ一両のみがホームにかかっています。

二枚目 1982年7月の道内時刻表(弘済出版社)より 当時のダイヤ。
三枚目 同上 当時の路線図。 どちらにも「共栄 仮乗降場」は載っていませんね。さてどこに?

四枚目 「写真集 国鉄北海道ローカル線」(北海道新聞社 1987年)より 上白糠-茶路間でした。

五枚目 白糠線車内で求めた「車内補充券」 仮乗降場の記載は当然ありません。
六枚目 当時走っていた車両。なぜかキハ56の二両編成でした。釧路発着急行の間合い運用だったので しょうか? これは終点の北進駅にて (再掲)


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