昨日 元陸軍少尉で軍国主義の英雄
小野田寛郎氏がこの世を去った。
この人は昭和20年に日本が戦争で
敗れたという情報を知らずに
フィリピンのルバング島で29年もの間
任務を遂行した軍人の鏡。
まぁその29年間に小野田氏の家族や
日本政府が彼を探したけど
一切姿を見せないで戦い続けて
敗戦も絶対信じてなかったらしいけど。
昭和50年 自称冒険家
故・鈴木紀夫氏が 単身フィリピンの
ルバング島に彼を探し接触に
成功した時に帰国を促した時も
「俺は一人の人間の前に軍人だ！上官の命令が無ければここを離れるワケにいかん！」
と彼を一喝して任務を遂行してた。
一ヶ月後、鈴木紀夫氏は日本政府に
連絡を入れて当時の上官 谷口義美さんを
連れてフィリピンに飛び、小野田氏と再び接触して命令下達をして彼の戦いは終わった。
ほんで日本に帰国してからも
検査入院だの靖国参拝だの色々と
彼の知らないトコでスケジュールが
組まれて実家の和歌山に帰ったのが
帰国から24日後だったという…
ほんで小野田氏が 帰国後に
日本の敗戦を知らなかった事
天皇陛下万歳とテレビカメラの前で
やった事に対し心無い世間の人達は彼を
軍国主義の亡霊 だと罵った。
俺はそうとは思わないけどね。
彼こそ本当の英雄であり侍であり
土方歳三の生まれ変わりって思ってる。
己の信念を貫いた意味では…
2005年にフジテレビで放送されたドラマ
実録！小野田少尉 遅すぎた帰還
ってのを俺は見たけどやはり彼の
信念はハンパなかったな。
まぁ美談も多かったけども。
今頃はあっちの世界で
小野田氏と一緒に活動してた
島田庄一伍長と小塚金七一等兵、
そして彼と接触した鈴木紀夫氏と
杯を交わしてるだろうな。
慎んでご冥福をお祈り申し上げます。