※サムネイル作るの久しぶりだわ…

とあるインフルエンサーがよく知りもしないくせに「平沢進は無害」とか発言して炎上したらしいのですが、割と個人的には面白かったので語ることにする。

個人的な感想なのだが元ツイートがその無名インフルエンサーの発言が当のインフルエンサー本人が消したのか元ツイ主の虚言なのか不明だがどこにも見当たらないのでその投稿に対して言えるのは「対立煽りを促してるようで非常にきな臭い」ということ。それでも無害ではないという意見を唱える馬骨(平沢進のファンの愛称)が多くて少し、見直した。以前(ちょっと前の日記)にも書いた通り僕は平沢進のことを「一人のアーティストとしては尊敬はするが政治的な目線では全く信用してはいない」のでそういう面では距離を取っていると言えなくもない。


音楽性も隠喩をまぶしてるとはいえ、基本的に今の世の資本主義・監視社会を批判しているものが多い。以前の日記の繰り返しになるが彼自身も個人的な投稿で、ジェンダー批判を間接的にしたり(彼にはタイのニューハーフの友人SP-2氏が過去にいたにも関わらず)批判されると「私は差別主義者ではない」と言い放ったり、陰謀論をいきなり唱えだしたり、ウクライナ侵攻などでネオナチじみた差別発言を割と直接的にして一部の界隈から今でも非難の対象となっているので少なくとも誰に対しても無条件で「無害」ではないと個人的には思う。まあ彼も一人の人間だし表現の自由はあるが…政治的な主張においてはイカサマ師同然だと言える。昔からそういう傾向はあったらしいが筆者が学生だった頃よりも酷くなってるとなんとなく思う。


では、「有害」なのか?と言われるとこれもまた難しい問題で彼の音楽性もSNSの投稿スタンスも基本的には隠喩をまぶして自身が伝えたいメッセージを発信し、あとは自力で考えなさい。といったパターンが定着している。実際週末にでも語ろうと思っているとあるアルバムのブックレットにもとある暗喩に対して「あなたの類まれな空想力に委ねることにする。」と書かれている。これをどう捉えるかによって人によって有害か無害かは決まると思う。彼は日常をSNSで語ることも多いのでメッセージを理解できない人にはある程度「無害」だし音楽やSNSの投稿に散りばめられた暗号めいたメッセージを理解して合わないなと思った人や彼の思想と正反対の人には「有害」であると思う、あとは音楽性や人間性の好みの問題。


彼のファン(通称:馬骨)はメロディーや歌詞を深読みしていくと非常にロックな音楽性や普段の「変わったおじさん」的な人柄が好きでついてきている人が主だと思うので、政治的な主張を真に受けていないか、それらも含めて理解して、自分も変な目で見られることを承知の上でファンを続けている人の2つに分かれると思う。まあ彼の音楽(もしくは彼自身)は薬にも毒にもなるって結論でよろしか?


とある人が今回の論争で「平沢進は劇薬だ。」的なことを言っていたがこれは本当にその通りで平沢進自身も自分の音楽は「気持ち悪い」「不適切」だと過去に公言しているので扱いには注意が求められる。


僕の立場としては「平沢進の音楽性は好きだが人間性は嫌い」と改めて言っておく。


そんな感じだ。以上!