あっという間に12月になってしまいました。

あまりにも実感が湧かないので

クリスマスツリーの置物を棚に飾りました

12月なのだと自分に言い聞かせるために…

 

過ぎていった11月は、

悲喜こもごもで、前向きに考えれば

少し心が鍛えられたかなと思います。

 

そんななか、嬉しかったことの一つに、

初めての出張レッスンがあります。

生徒さんは長らく来宅されてピアノを習っていた方。コロナのお休み期間を経て再びレッスンをおこないたいという話になりました。お元気ではありますが自分の親ほどの年齢で、来ていただくことはためらわれたので私が伺うこととしました。

いつもと反対方向の電車に乗って、タクシーに乗って、川を渡って…

初めての道のりすら非日常感が嬉しく、私はウキウキしていましたが、

それ以上にお家に向かい入れてくれた生徒さんが、本当に喜んでくださいました。

いつもよりきちんと弾き(笑)、写真と置物に囲まれたお部屋の中でお茶をしながらお話をし、

楽しい時間が過ごせたかな、という印象でまた、次の仕事に向かいました。

 

レッスンの2日後、カードが届きました。

 

先生がいらっしゃるなんて夢のよう、生きがいを見つけることが出来た…

 

…心からの言葉でした。

そこまで喜んでくださっていたとは!

 

 

小さいころからなんとなく音楽と縁が切れず、

嬉しいことも、悲しいことも、悔しいことも、そのほとんどが

音楽に交わりのある感情でした。

今回、音楽を通じて得た心持は、また新たな経験として

忘れることができないものになるでしょう。