まだまだ暑さの残る9月の終盤、秋の訪れをいち早く教えてくれたのは
葉の色づきでも無く・空の雲でも無く、イチョウでした。
近所におびただしい数の実を付ける木があり、
銀杏たちは強烈なにおいと共に周囲の地面を埋め尽くし
存在感を放っています。


ここ数日で涼しくなってきたのは嬉しい反面、
もう10月に入ってしまったことに身が引き締まる思いがしています。
講師生活も長く、受験生も多く見てきましたが
今年度、初めて作曲科の高校受験生を受け持っているのです。
志望校の中にはやや特徴的な問題を出題する学校があり、
限りある時間でどこまで導けるか、
受験問題に近い問題をレッスンで出題できるかどうか
過去問に対して良い範例を提供できるかどうか
中学3年生が問題意図をどこまで汲めるか
伝わるアドバイスが出来ているかどうか
それらを思い、いろいろ対策したり
自問自答する日々です。
そんな状況も大いにやりがいを感じ、楽しめておりますが
来春の心持はまだ想像も出来ていません。