マチコはマトリョミンです。
マトリョミンとは、テルミンの機能をマトリョーシカの中に
収めた電子楽器です。
今では、マスコミでも紹介され、普通に購入することが出来ますが、
私がこの子を入手した頃、まだマトリョミンは受注生産の段階でした。
注文の際、「カワイイ子を下さい」と書き添えたら…
本当にベッピンさんが、我が家へやってきました。
待ちに待ったコなので、「マチコ」。
スカーフをマチコ巻きにしているので、「マチコ」。
もう、そうとしか考えられず
マチコという名が付けられました。
さあ、肝心の楽器としての働きですが、
お尻のほうにドラえもんのしっぽのようなツマミが3つあり、
音量の調整とチューニングをおこないます。
チューニングは周波数の調整。
周囲の環境に左右されやすいため
その時々により全く勝手が異なり難しいのですが、
これが上手くいくと
口ずさめる程度の旋律は、ポルタメントしいしいで
演奏することが出来ます。
音色は、胴体が木製だからでしょうか、
柔らかく、優しく、そしてユーモラスな響きがします。
テルミンは、人声に近い音色と云われていますが、
マチコはしきりに「ふう~ん、ふう~ん」と言っているようです。